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地元の中学校のグラウンドだったので、私は胸にウサギピョンが描かれている黄色いトレーナーとベージュ色のショートパンツに紺のハイソックスで自転車に乗って出掛けた。
グラウンドに着くと、智子達女子の姿が見えたけど、今日は彼女達が出るとは聞いていない。丁度、試合が始まったところで、お互い点が入らなくって、でも前半終了前に翔琉からパスが繋がって十蔵がシュートしたら相手にあたって、そのままゴールに入った。だけど、そのすぐ後に、反撃されてゴールを許してしまっていた。
ハーフタイムの時、数人の女の子がタオルを持って、選手達に渡していたが、翔琉には、あの時見た女の子。翔琉の横でポニーテールの後ろ髪を振りながら、しきりにタオルで扇いでいるのだ。私には見たくない光景なのだ。
後半にも、翔琉から十蔵にパスが渡って、今度は見事なシュートがゴールネットを揺らしていた。そのまま、終了かと思って観ていたら、終了間際に立て続けに2本決められて、結果2-3で負けていた。
智子からは、帰りにマクドに行くから、先に行って待っててよと言われて、私はつばの長いキャップの下にタオルを被った恰好で自転車をこぎ出した。朝はジョギングとトレーニングを済ませてシャワーして、この前お母さんが あー言ってくれたので家を出る時には、ルンルン気分だったのに、今は、翔琉のバカと 気分的に面白く無かった。
とりあえずコーヒーだけで時間をつぶしていた。日曜日のお昼時でテイクアウトやドライブスルーは混雑していたけれど、意外と客席は空いているところがあった。ここは、少し住宅街が離れているし、わざわざお昼ご飯として家族で来るなんてしないのかも知れない。
最初に智子が一人で来て「あの子等 脚 洗ろーぉたりしてるからな先にきてん」
「ふ〜ん そやけど・・・弱いんやなー」
「そー はっきりゆわんとってー それでも 2本決めたヤン」
「うん ゆーたら悪いけどな そのうちの1本はラッキーやったんやんかー」
「・・・水澄とはちゃうんやからー あの子等の前でゆわんよーにな! あれでも、一生懸命 強くなりたいと頑張ってるんやでー ウチの学校 ちゃんとした指導者おらへんやろー なかなかなー」
そのうち二人がやって来て「お疲れ様 惜しかったネ」と、私は気を使ったんだけど
「ああ 最後 立て続けになー 俺が ボール 奪えんかったからー」
「翔琉 それはしゃーないでー ウチは ディフェンダーが弱すぎるんやー」
「まぁな 2人が1年でキーパーも1年やからなー」
「うん 3年が居らんよーになって 今はしゃーないで」
「二人とも 何 傷をなめ合ってるのよー 何か 食べよーよー」と、智子は少しイラ立っているみたいだった。プレートを前に十蔵が
「な
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