『今度こそ・・・ってアレ?』
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「ええっと、ここでいいんだよな?」
伊予さんに教えられた通りに行くと、2年F組があった
そこにーー
「こんな所にいたのか」
「小島梅子先生ですか。お世話になります」
「? 何故私の名前を?」
「てつし・・・じゃなくて、学園長から伺っていましたので。あ、先生は煎餅が好きと聞いていたので、よろしければコレをどうぞ」
「これは?」
「はりま焼や草加せんべい等の・・・まぁ、詰め合わせです」
初めての方との挨拶では、贈り物をするのが良い と親に教えられたので、やってますよ?
「うむ、有り難く頂こう!」
・・・喜んでもらって良かった〜 事前に調査するのは大切だねぇ
「喜んで戴けて良かったです!」
これでいいんだよね・・・パトラッシュ
「では、私が呼んだら入ってこい」
先生はそう言うと教室に入っていった・・・やっぱり緊張しますね
「ーー以上で連絡を終わる。そして今日、転校生が来ている・・・入ってこい」
ガラッ とドアを開け、ツカツカと教室に入る
「え〜っと、先程の朝礼でもしましたが、鷹月 司桐です。これからよろしくおねがいします」
「質問のある奴は挙手していけ」
『は、はい!』
手を挙げ、質問を請け負ったのはーー
「司桐・・・いつ帰ってきてたんだよ!?」
「えっと、日本時間の7時か8時ぐらいでしたけど・・・」
最初の質問者は、血相を少々変えているが、無二の親友であり百代姉さんの舎弟その一の『直江大和』だった
「そうよ司桐! 帰ってくるなら連絡の一つぐらいくれたって・・・よかったじゃない・・・」
「そうだぞ司桐! いきなり来るとは卑怯だぞ!」
「悪かった・・・電話する暇が無くてな」
若干最後が涙声だったのは、百代姉さんの義妹の『川神一子』だった・・・泣かないで! 周りの視線という死線か突き刺さってくるから!
そして卑怯云々言っている人こそ、護衛対象の『クリスティアーネ・フリードリヒ』・・・文句なら貴女のお父上に言ってくださいよ!!
「司桐、俺様の筋肉見たさに帰ってきたのか!?」
「ガクト・・・久しぶりで悪いが、それはない」
若干・・・いや、完全なる脳筋と変貌した人物『島津岳人』だった
「見ない内に変わったね・・・司桐」
「お前はそんなに変わってないけどな? モロ」
お次はモロこと、『師岡卓也』・・・変わらない大切なツッコミキャラ要員。これ大切
「つか、何時決まってたの? 俺が何時帰ってくるか分からなかったのに」
「あー、それは京とユキが・・・」
「乙女の勘で」
「当たっちゃったね〜」
何らかの超能力でもあるんじゃないか と思った瞬間だった
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