第八十三話 回廊ひのきしんその八十四
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「きっとね」
「せいじんしてですね」
「いんねんもね」
翻ってこちらもです。
「切ることが出来るのよ」
「じゃあまずは家に帰ってひのきしんも」
「お掃除とか家事もね」
こうしたものもです。
「ひのきしんよ」
「そうしたもの全部ですね」
「そう、だからね」
お家でもです。
「何でもね」
「させてもらうことですね
「新一君って嫌いな人の為には何もしないわね」
「いやがらせをします」
「そうだけれど」
もう新一君のそうしたところはわかっています、困ったことに。
「けれどね」
「ひのきしんはですね」
「そういうのとは別にね」
「やらせてもらうことですか」
「その人の為じゃないの」
嫌いな人の為に何かすることは絶対にない子だからあえてこう言いました。
「いいわね」
「他の人の為ですね」
「それにね」
「世の中の為で」
「親神様に捧げるもので」
ひのきしんはです。
「自分の為にもね」
「いいことですね」
「自分を磨くことだからね」
「自分をですね」
「何もしなくて磨かれないものってないわね」
「そうですね、宝石だって」
磨けばと言われて新一区はすぐに応えてこう言いました。
「磨いたらですね」
「宝石になるでしょ」
「最初はただの石で」
「人間もですね」
「そう、磨かないとね」
さもないとです。
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