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金木犀の許嫁
第五十話 汗水流してその五

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「そうしていたし」
「おうどんと炭酸ものもいいのね」
「そうよ」
「あれですね」
 佐京はお好み焼きを食べつつ応えた。
「粉ものなので」
「そう、炭酸が合うのよ」
「おうどんでも」
「ビールでもね」
 この酒でもというのだ。
「これがね」
「合いますね」
「お好み焼きでもでしょ」
「はい」
 佐京は微笑んで答えた。
「ビールが合います」
「それと一緒でね」
 それでというのだ。
「粉ものにはね」
「炭酸ですね」
「そうなのよ」
 佐京ににこりと笑って話した。
「これがね」
「コーラやサイダーで」
「お酒はビールとかよ」
「そうしたお酒ですね」
「まあシャンパンはね」
 スパークリングワインをこう言った、実はシャンパンというのだフランスのシャンパーニュ地方産のワインのことなのだ。
「また違うけれど」
「そうしたものとは食べないですね」
「あっちの粉ものってパスタだけれどね」
「一緒に食べることもありますね」
「それで別の場合もね」
 そのケースもというのだ。
「あるから」
「シャンパンは色々なものと一緒に飲みますね」
「それ言うとビールもだけれどね」
「粉ものには、はないですね」
「ええ、ないわ」
 この酒にはというのだ。
「ちょっとね」
「そうなりますね」
「どうしてもね」
「シャンパンいいわよね」
 夜空はこの酒についてこう述べた。
「私好きよ」
「この前飲んでたよね」
「ええ、赤ワインでもね」
 この酒でもというのだ。
「発泡性のあるワインはね」
「好きだね」
「そうなのよ」
「じゃあ今度そうしたワイン買って」
 佐京はそうしてと話した。
「そのうえでね」
「お家で飲む?」
「そうしよう、俺がお勧めはね」 
「何なの?」
「ランブルスコだよ」
 このワインだというのだ。
「赤も白もロゼもあってね」
「全部揃ってて」
「それでね」
 そのうえでというのだ。
「甘いんだ」
「そうしたワインなの」
「それ飲もう」
「前に飲んだことあったかしら」
 ここまで聞いてだ、夜空は自分の記憶を辿った、そのうえで佐京に言った。
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