第二百十六話
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第二百十六話 小田切君も愛読
博士はドラゴンクエストのシリーズの攻略本を読んでいっていた、小田切君も今はVをプレイしながら読んでいるが。
そうしつつだ、博士に言った。
「面白くて何度もです」
「読みたくなるな」
「博士の言われる通り」
「そうじゃな、ではな」
博士はそう言う小田切君に笑顔で言った。
「ゲームを離れてもな」
「読むといいですね」
「うむ、読んで損はせぬからな」
「そうですよね」
「むしろ先程も言ったが」
博士は笑顔のままこうも言った。
「創作に対してはな」
「よりいいですね」
「そうじゃ」
まさにというのだ。
「だからじゃ」
「小説や漫画を執筆するなら読むことですね」
「そしてな」
そのうえでというのだ。
「ゲームを創作するにもな」
「読むといいんですね」
「作品世界やキャラクターについて細かく書いておるからな」
ゲームの攻略本はというのだ。
「だからじゃ」
「読むことですね」
「そうじゃ、ゲームもしてな」
「攻略本も読む」
「その様にしてじゃ」
そのうえでというのだ。
「創作に役立てることも出来る」
「いい本ですね」
「攻略本はな、だから多くの本が出て」
そうしてというのだ。
「また雑誌もじゃ」
「ゲーム雑誌ですね」
「今は数える程しかないか」
「ええと、週刊のあれ位ですね」
小田切君は博士に答えた。
「どうも」
「昔はもう星の数程あった」
「そうだったんですね」
「それでこちらもな」
ゲーム攻略雑誌の方もというのだ。
「雑誌の一大世界であったのじゃ」
「一つのジャンルになっていましたか」
「これがな」
こう小田切君に話した、そしてそちらの話もしていくのだった。
第二百十六話 完
2024・11・6
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