第五幕その十二
[8]前話
「サーカスのショーでは軍服を着たけれどね」
「そうそう、ロシアの軍人さんになって」
「少佐から将軍までどんどん階級が上がったけれど」
「あの時は軍服着たけれど」
「女装もしたことあるし」
「月では大きくなってそれに合わせた服を着たけれど」
「それでもね」
そうであってもというのです。
「けれどね」
「それでもよね」
「ちょっとないよね」
「先生がタキシード以外の服着るのは」
「どうもね」
「お家や作務衣だけれど」
この服を着ているけれど、というのです。
「けれどね」
「それでもだよね」
「先生本当に正装以外はないから」
「そうした大会にもだね」
「参加出来ないね」
「そうだね、シルクハットが砂だらけになったら」
そうなればというのです。
「こちらもね」
「困るよね」
「どうしても」
「そうなっても」
「正装はとても汚れるイベントには向いていないから」
だからだというのです。
「そのことはね」
「参加は難しいね」
「残念だけれど」
「先生には」
「そうだね」
ボードの上にいる皆の言葉に頷きます、とても大きくてしっかりしたボードなので老馬やオシツオサレツが乗っても大丈夫です。
「それはね」
「じゃあ見るだけだね」
「観客として」
「そうするだけだね」
「その大会は」
「そうなるね、けれどそれでもね」
こう言ったのでした。
「見たいね」
「参加は難しくても」
「どんな大会か」
「そうするべきだね」
「そう、そしてね」
それにというのでした。
「佐賀県も一度ね」
「行ってみたいんだ」
「あちらにも」
「そうなんだ」
「そう思っているよ、そしてね」
そのうえでというのです。
「色々学びたいね」
「佐賀県のこともだね」
「そういえばあそこ話題射なってたわ」
「何かアニメになっていたね」
「佐賀県もね」
「佐賀県は地味と言われているけれど」
それでもというのです。
「けれどね」
「それでもよね」
「面白い県だよね」
「佐賀県は佐賀県で」
「そうだよね」
「見るべき、学ぶことが多いね」
「そうした県だよ」
佐賀県はというのです。
「だからね」
「それでだね」
「機会があればあちらにも行って」
「それでだね」
「学んでいくね」
「そうしたいよ」
是非にと言う先生でした。
「ここはね」
「そうだね」
「それじゃあだね」
「今は長崎を学んで」
「そして佐賀県もね」
「学ぼうね」
笑顔でお話してでした。
先生は長崎市に戻るとホテルのディナーの後でムツゴロウ等を食べました、そちらもとても美味しいものでした。
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