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ドリトル先生の長崎での出会い
第五幕その十

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「行われているんだ」
「すっかり馴染んでるね」
「泥の海に」
「そうなっているね」
「そうだよ、面白いね」 
 笑顔で言う先生でした。
「こうした場所もあるなんて」
「そうだね」
「長崎にはこうした場所もあるんだ」
「海に面した県だけれど」
「そうなんだね」
「そうだよ、そしてね」
 それにというのです。
「今からこの泥の海に入って」
「フィールドワークだね」
「それに励むんだね」
「そうするのね」
「そうしようね」
 笑顔で言って早速でした。
 先生は革靴と靴下を脱いでズボンを膝までめくり上げて泥の海に入りました、皆は大きなボードの上に乗って泥の海を進みますが。
 ここで先生は笑顔でこんなことを言いました。
「いやあ、こうした海を観て水質や地質を調べても」
「貴重な学問だね」
「それになるね」
「そうだね」
「そう、だからね」 
 それでというのです。
「楽しいよ」
「うん、先生にとってはね」
 ポリネシアも言います。
「この泥の海は素晴らしい学問の素材だね」
「こんな海もあるなんて」 
 ガブガブはボードの上から言いました。
「世の中凄いね」
「アフリカの泥の沼思い出すけれど」
 それでもと言うダブダブでした。
「これは海だからね」
「ちょっとないね」
 トートーが見てもです。
「他には」
「こうした場所があるのも日本なんだ」
「この国なんだね」
 オシツオサレツは二つの頭で思って言いました。
「いや、色々な面があるね」
「海にしても」
「自然豊かな国とは思っていたけれど」 
 ジップは唸り様に言いました。
「こんなところもあるんだね」
「全く以て不思議な国だよ」
「そうよね」
 チープサイドの家族もこう思いました。
「何かとね」
「海を見ても」
「しかしこの海の生きものって」
 どうかとです、ホワイティは思いつつ言いました。
「普通の海の生きものとは本当に違うんだね」
「そのムツゴロウだね」
 老馬はまさにと言い切りました。
「そうだね」
「そうだよ、生態系も独特だから」
 それでと答える先生でした。
「だからね」
「それでだよね」
「先生ここにも来たかったんだね」
「島原以外にも」
「今日そうだったんだね」
「そう、そしてね」 
 それでというのです。
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