第百五十六話 祭りの中でその八
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「絶対にね」
「日本とはなのね」
「仲よくね」
「やっていける様にするの」
「カンボジアはね、アンコールワットだってね」
カンボジアの象徴と言っていいこの遺跡もというのだ。
「修理してくれてるし」
「あそこね」
「物凄く丁寧にね」
「あそこの修理に日本関わってるのね」
「そうなのよ」
「それは凄いわね」
「それでね」
カンボジアの娘はさらに話した。
「かなり時間かかるそうだけれど」
「あそこかなり大きな遺跡よね」
「それでね」
だからだというのだ。
「じっくり時間をかけて」
「修理してるのね」
「そうなの」
こう話した。
「今もね」
「日本がやってるのね」
アンコールワットの修理をとだ、一華はカンボジアの娘の話を聞いて神妙な顔になりそのうえで述べた。
「それはまたね」
「意外?」
「色々な国で何かと働いているのは知ってるけれど」
「アンコールワットの修理まではなの」
「知らなかったし」
そうであってというのだ。
「凄いことやってるってね」
「思ったのね」
「ええ」
実際にというのだ。
「本当にね」
「助かってるわ」
笑顔でだ、カンボジアの娘は一華に話した。
「丁寧にしてくれてるし」
「あんな広くて何かとある遺跡を」
「遺跡のパーツを一つ一つ合わせていって」
その修理の仕方も話したのだった。
「合えばくっつけて修理する」
「パズルみたいね」
「物凄く大きなね」
「そのパズルをずっとやってるのね」
「日本の人達はね」
アンコールワットにおいてというのだ。
「やってくれてるのよ」
「パーツも多いわよね」
「凄くね」
「地道にこつこつやってるのね」
「最初はコンクリート流し込んで終わりにしようとしたら」
一華に笑って話した。
「何してるんだって話になって」
「いや、流し込んだら駄目でしょ」
一華もそれは駄目だと言った。
「やっぱり」
「それで止められて」
そうなりというのだ。
「やった国世界中から怒られたのよ」
「そうなるわね」
「インドだけれどね」
カンボジアの娘は笑ってこうも言った。
「お寺の修理なら任せろってね」
「名乗り出たの」
「それで名乗り出て」
「そんな無茶苦茶やって」
「世界中から怒られてね」
そうなりというのだ。
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