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星河の覇皇
第八十七部第五章 外の世界の動きを無視しその七十三

[8]前話
「どうしても」
「納めた方がいいか」
「真面目に」
 そうしてというのだ。
「その方がです」
「連合の国力も上がってか」
「それにです」 
 さらにというのだ。
「企業のイメージもです」
「いいな」
「イメージは絶対です」
 企業にとってというのだ。
「若しそれが悪いなら」
「それだけだな」
「企業活動にも問題が出ます」
「それはついて回るな」
「どうしても」
 企業活動それにというのだ。
「そして収益にもです」
「かえって問題が出るな」
「ですから私はです」
「ひいては八条グループもだな」
「税金はです」
 これはというのだ。
「的確にです」
「納めているか」
「そうしています」
「税金も鼬ごっこだ」
 キロモトはこの諺も言葉に出した。
「納める者と納めさせる者のな」
「追い掛け合いですね」
「そうだ」
 まさにというのだ。
「人類社会においてはな」
「それで、ですね」
「税金を逃れる者がいるなら」
 それならというのだ。
「納めさせる」
「何としても」
「税務署の方でな」
「そして納めない人についても」
「そうさせる」 
「その様に努力していますね」
「連合は税収は高くない筈だが」
 これは政策的にだ、税金ではなく国家の発展による収益により国家予算を確保しているのである。そして税金を安めにして様々な産業の発展も促しているのだ。
「しかしだ」
「それでもですね」
「逃れる者はな」
「存在しますね」
「それこそ一テラでもだ」
 つまり少しでもというのだ。
「納めたくというのがな」
「本音ですね」
「人のな、だから脱税はな」
「常にですね」
「ある、あの手この手でだ」
 まさにというのだ。
「逃れる人はな」
「逃れる」
 その様に努力しているというのだ。
「全力でな」
「まさに全力ですね」
「他の分野にそれだけ努力しているとな」
 キロモトは笑ってこうも言った。
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