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夢幻水滸伝
第三百七十七話 ベネズエラの栄光その十一

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「まさに」
「ああしたものですね、人生は」
「何でもあるわ」
「山も谷も川も岩場も」
「ほんまにな、そこをや」
 そうした人生の出来事達をというのだ。
「経験していくもんや」
「こちらの世界でも」
「そや、そしてな」
 そのうえでというのだ。
「何とかこの世界も救っていこうな」
「危機から」
「そうしよな、そしてその危機はな」
 それはというと。
「若しかするとや」
「南極にあるかも知れへんですね」
「そやからな」
 だからだというのだ。
「明日からな」
「行かれますね」
「そうするわ」
 こうガブリエラに話した。
「そうしてくるわ」
「ではです」
 ガブリエラはシーフード、貝や海老が多く入り香辛料を利かしたドレッシングをかけたサラダを食べつつ応えた。
「頑張ってきてください」
「そうしてくるわ、四人で」
「ご無事であることを願ってます」
「よろしゅうな、ただな」
「ただ?」
「アレンカールさんは絶対に動かれるで」
 彼はというのだ。
「統一にな」
「声をかけられますね」
「そうしてくるさかいな」
 だからだというのだ。
「ほんまな」
「その時はですね」
「戦うことなんてせんでな」
 そのうえでというのだ。
「一緒にやってくんや」
「それでは」
「そういうことでな、それでこの宴の後は寝て」
 アレンカールは分厚い牛肉を焼いたものステーキとはまた違うそれを食べてまたワインを飲んでから言った。
「朝早く風呂入るわ」
「まずはですか」
「それで身体奇麗にしてな」
 そうしてというのだ。
「そのうえでな」
「南極に行かれますか」
「その船に乗ってな」
 そのうえでというのだ。
「そうしてくるわ」
「それでは」
「起きてすぐに軽く剣の稽古してな」
「それは欠かされへんですね」
「私はな」
 ワインを飲んでから笑顔で話した。
「それで汗をかいて」
「それからですね」
「そしてや」
 そのうえでというのだ。
「お風呂に入るわ」
「そうされますか」
「そや、多分明日は二日酔いや」
 飲みつつ言うのだった。
「それでや」
「まずは鍛錬で汗をかき」
「お風呂に入って」
「完全にすっきりされて」
「そしてな」 
 そのうえでというのだ。
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