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夢幻水滸伝
第三百七十七話 ベネズエラの栄光その七

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 次第に接する距離が増えていきだ、彼は言った。
「まずはまだ降ってへん街や村を攻めて」
「降しますか」
「そうされますか」
「そうしてベネズエラの西部と南部を完全に掌握して」
 そうしてというのだ。
「そのうえでやで」
「さらにですね」
「ガブリエラ様ですね」
「あの方とどうしていくかですね」
「そうなるわ、私は争うつもりなくて」
 それでというのだ。
「あの娘は平和的やし」
「お話を申し出れば」
「それで、ですね」
「ことは進みますね」
「そうなると思うわ」
 官吏達に自分の予想を述べた。
「その時は、それでな」
「ベネズエラの統一ですか」
「それを行われますか」
「ガブリエラは東部を完全に掌握されています」
「オリノコ川の河口部を中心として」
「エルパオを拠点とされて」
「そうするわ、ほなまずは」
 官吏達にあらためて話した。
「西部と南部のまだ降ってへん街や村に最後通告告げて」
「それで降らないのなら」
「その時はですね」
「軍を送り」
「そうして攻めますね」
「そうするで」
 こう言って実際にだった。
 ピエトリはベネズエラ西部そして南部のまだ降っていない街や村に使者を送り降る様に言って降らない街や村にだった。
 兵を送った、大きな街には自ら出陣してだった。
 攻め落としていった、数と装備が整った彼の軍は強くどの街や村もあっさりと攻め落とすことが出来てだった。
 彼等を勢力に収めることが出来た、そしてだった。
 ガブリエラに使者を送るとだ、彼女は自分からカラカスに来て言ってきた。
「ほなこれからは二人で」
「ベネズエラ治めていこか」
「はい、国境を接した辺りから思ってました」
「こっちが開拓を進めてな」
「どないしよかと」
「それでやな」
「出来るならです」
 こう前置きして話した。
「平和にやれたらとです」
「思ってたな」
「そうしたらです」
 その時にというのだ。
「ピエトリさんが動いてくれて」
「私が使者を送ってきた」
「それならと思いまして」
「自分から来てくれたか」
「そうです、これからはです」
 ガブリエラはピエトリと向かい合って座りつつ彼に話した。
「宜しくです」
「二人でやってこか」
「そうしましょう」
「これでや」
 ピエトリが話がまとまり笑顔で言った。
「ベネズエラは統一されたな」
「そうですね」
「そしてな」
 そのうえでというのだった。
「二人でや」
「この国を治めていきましょう」
「そうしよな」
 こう話した、そしてだった。
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