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インフィニット・ストラトス〜黒き守護者〜
作戦会議
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の3割出力だと負ける。

「何?」
「どういうことですの?」
「それは上にいる人に聞けばいいんじゃないですか? まぁ、俺は展開装甲なんてもの、換装というロマンを汚すみたいで嫌いですが」

 そう言うと、屋根裏から篠ノ之束が顔を出した。

「ふ〜ん。展開装甲のことを知っているんだ」
「まあな。知り合いにそれを完成させていた人間がいたからな」
「……それで束、展開装甲とは何だ?」

 さすがに焦れたのか、織斑先生が質問する。

「展開装甲というのはだね、この天才の束さんが造った第四世代型ISの装備なんだよー」

 馬鹿かアンタは。それだから天()なんて言われるんだよ。

『それをあなたが言いますか?』
(まぁ、ディアンルグは3年前には既にあったしな)

 セバスの皮肉は俺は丁寧に答えてやる。

「ちっちっちっ。束さんはそんじょそこらの天才じゃないんだよ。これくらいは三時のオヤツ前なのさ!」
(やっぱり、人間ってのは最悪だな。この女はもっと最悪だ)
『マスター、とりあえず落ち着いてください。普段ではありえないほどのオーラが滲み出ています』
「具体的には白式の雪片弐型に使用されてまーす。試しに私が突っ込んだ〜」
「「「「え!?」」」」

 なるほどねぇ。通りで……。

「それで、うまくいったのでなんとなんと紅椿は全身アーマーを展開装甲にしてありまーす。システム最大稼働時にはスペックデータはさらに倍プッシュだ★」

 それ、ディアンルグのリミッターをどれくらい外せばいいだろうか……?

「ちょっ、ちょっと、ちょっと待ってください。え? 全身? 全身が雪片弐型と同じ? それって……」
「うん、無茶苦茶強いね。一言でいうと最強だね。ちなみに紅椿の展開装甲はより発展したタイプだから、攻撃・防御・機動と用途に応じて切り替えが可能。これぞ第四世代型の目標である即時万能対応機(リアルタイム・マルチロール・アクトレス)ってやつだね。にゃはは、私が早くも作っちゃったよ。ぶいぶい。………ところでさ」

 そしてこっちをむいた。

「君、展開装甲なんてどこで知ったの?」
「言う必要ないだろ」
「ふーん。まぁいいけどね」

 俺は適当に答える。
 そう。ディアンルグには展開装甲が搭載されている。だが使用していないだけ。するだけ無駄だからだ。

 そして結局は一夏と篠ノ之だけで行くことになった。

「では本作戦では織斑・篠ノ之の両名による目標の追跡及び撃墜を目的とする。そのバックアップに風宮、オルコットの両名を配置。オルコットは時刻までにパッケージのインストールと調整を終わらせろ。他は2名をサポート。各員、ただちに準備に掛かれ!!」

 ……え? 俺も?
 よく考えたら俺はディアン
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