第一話 恐怖の居合ホームランその二十
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「阪神連覇の為にな」
「大谷選手は阪神に」
「来て欲しいな」
「それはいいがだ」
殺生丸はここでもクールに言ってきた。
「しかしどうして来るてもらう」
「そのことか」
「そうだ、あの者は今何処にいる」
「アメリカだよ」
七宝は即座に答えた。
「あの国だよ」
「それでどうして来てもらう」
「どうしようか」
「挑戦状を書けばよいのではないか」
雲母が言ってきた。
「それなら」
「いいわね」
珊瑚は雲母の言葉に頷いた。
「それじゃあね」
「うむ、すぐに書いてな」
「アメリカの大谷選手に送って」
「そしてな」
そのうえでというのだ。
「勝てばな」
「私達がね」
「阪神に入ってもらおう」
「そうすればいいわね」
「それでよかろう」
こう珊瑚に言った。
「ここはな」
「それならね」
「阪神は日本一にならないとな」
鋼牙は強い声で言った。
「皆の為にもな」
「ああ、ずっと辛い時期もあったんだ」
犬夜叉はかつての暗黒時代にも言及した。
「打線が馬鹿みたいに打たなくてな」
「助っ人は外ればかりでな」
「負けて負けて負けまくったな」
「しかし大谷選手は打つよな」
「ああ、投げるだけじゃなくてな」
それこそというのだ。
「打ってもな」
「凄い人だな」
「三番で入ってくれたら」
犬夜叉は目を輝かせて言った。
「それこそな」
「無敵の三番バッターになってな」
「打って打って打ちまくってくれてな」
そうなってというのだ。
「足も滅茶苦茶速くてな」
「盗塁もしてくれるわね」
かごめは目をキラキラとさせて両手を祈る様に組み合わせて言った、それはまさに期待を具現化した姿だった。
「きっと」
「ああ、だからな」
犬夜叉はかごめにも答えた。
「絶対に来て欲しいな」
「そうよね」
「しかも投げてもな」
犬夜叉はそちらの話もした。
「観ての通りだからな」
「凄過ぎるわね」
「変化球もハンパじゃないスピードとキレだ」
そうしたものだというのだ。
「速球だけじゃなくてな」
「打てないわね」
「投げてもそうだからな」
「本当に阪神に来てくれたら」
「優勝いや日本一間違いなしだ」
「本当にそうなるわね」
「ああ、じゃあ大谷選手のチームに挑戦状を送って」
そうしてというのだ。
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