第一話 恐怖の居合ホームランその十九
[8]前話 [2]次話
「手位は出たって言えるから」
「それでかよ」
「こう言ったけれど」
「そうなるか?しかしとんでもねえな」
犬夜叉は腕を組んで述べた。
「投打二刀流でどっちも格が違うからな」
「我々なぞ及びもつかないですな」
弥勒は神妙な顔で述べた。
「この方は」
「強過ぎてじゃ」
楓も言った。
「これは容易には勝てん」
「いや、野球で勝つことは無理だ」
殺生丸は冷静に言い切った。
「この者にはな」
「主がそう言うか」
「相手の実力を見極めることも必要だ」
殺生丸は楓にその表情のまま答えた。
「それでこう言うのは」
「主でも勝てぬか」
「野球ではな」
「いや、殺生丸様がそう言われるとは」
「はじめてよね」
邪見もりんも言った。
「流石に」
「わしははじめて聞いた」
「ずっと傍にいても」
「そうじゃ」
「こんな人戦国時代でもいないぞ」
七宝が見てもだ。
「妖怪でもいないからな」
「ああ、いないな」
鋼牙にしてもだ。
「全くな」
「そうだよな」
「この人は本物のバケモノだ」
「妖怪じゃなくてな」
「とんでもねえ野球選手だ」
「そう言うしかないな」
「あの、若しもだよ」
日暮草太はそれでもと言った。
「この人が阪神タイガースに入ったら」
「無敵じゃ」
「最早な」
覚和と夢心和尚も思うことだった。
「野球ではな」
「誰も勝てぬわ」
「阪神の黄金時代到来か」
「夢みたいだな」
銀太と八角は二人で話した。
「大谷選手が来てくれたら」
「そうなれば」
「俺もそう思う、これだけ凄い人が阪神に来てくれたら」
犬夜叉も心から言った。
「阪神は無敵だぜ」
「日本一間違いなしね」
「それも毎年な」
かごめにも言った。
「日本一だ」
「夢の連覇ね」
「そういえば阪神って連覇したことないんだよな」
七宝はこのことを今思い出した。
「そうなんだよな」
「はい、これがです」
弥勒がその通りだと答えた。
「一度もです」
「そうだよな」
「何度か優勝しまして」
「日本一二回か」
「そうですが」
「連覇はないんだな」
「そうなのです」
こう七宝に話した。
「これが」
「だったらな」
「是非ですね」
「おいらも思うよ」
腕を組んで述べた。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ