『自己紹介と懐かしき再会・・・の筈』
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「・・・しど、う?」
百代は先程の威勢は無く、信じられない と言わんばかりの表情と声で司桐の名を呼ぶ
「えぇ、鷹月司桐・・・ただいま帰りましたよ。百代姉さグフハッ!!」
言い終わる前に百代姉さんに抱きつかれていた・・・ぐ、ぐるじぃ・・・し、しぬる
「いつ帰ってきてたんだこの愚弟がああぁぁ!!」
いつの間にか熱い包容ではなく、パロ・スペシャルに変わっていた・・・イダダダダダダダ!!
「姉さんキブキブ! 転校初日から怪我とかシャレにならないから!?」
「上空から落ちてきて怪我一つしてない奴が、この程度で怪我をするものか!」
「司桐、自己紹介を頼むぞい」
「鉄心さぁん!? ・・・えっと、鷹月司桐と言います。趣味は「女の子を味見することです」ってそれは姉さん本人でしょうが!! 趣味は料理と読書、音楽を聴くことです! ちなみに、元「百代の恋人でした」貴女はいい加減黙ってくださいよ! 元軍人でしたので、武道にも少し自信があります!
以上!・・・っていい加減放してくれませんか?」
「だが断る!」
「と言う訳じゃ。皆仲良く、切磋琢磨し合うように。それでは解散じゃ」
・・・殆どスルーされました。みんなツッコまないんだもの・・・モロ、お前の役割はどうしたんだよぉ!?
生徒は各組に分かれ、戻っていく
「・・・ふぅ、弟イジり終了」
「・・・もう、なんかいいや」
自棄になったのは久しぶりな気がするよ・・・うん
「鉄心さん・・・止めなかったのって」
「面倒じゃったから・・・つい☆」
「うわ!ジジイが更にボケ始めた!」
「あ、姉さんにお土産あるけど後でね」
そういい残し、百代姉さんの反論が来る前に退散する
◇
「逃げたはいいが・・・教室どこ?」
2年F組と書かれた紙を手にしてはいるが、場所など書いているわけがない
「ヌオー・・・じゃなくて、お、人が居る」
立ち止まっていると、一生徒を見つけたので聞いてみる事にした
「え〜っと、すいません」
「うひゃぁ!? な、何でしょうか!?」
あの、そこまで驚かれるとちょいと傷つくんだけど・・・
「えっと、2年F組ってドコにあるか知ってるかな?」
「え、えっと、そこの階段を上って左側にあります!」
「ありがとう・・・そんじゃお礼に、このストラップをあげよう」
ポケットから取り出したのは、ガラスで出来た海豚のストラップだった
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