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もし、夜天の主に幼馴染がいたら・・・・(改)
プロローグ

[1]後書き [2]次話
ある年の6月4日、ある街のある病院で一人の女児が産声をあげる。
その女の子は「八神(やがみ)はやて」と名付けられた。
そして同じ年の9月4日、別の街のある病院で一人の男児が産声をあげた。
その男の子は「藤宮刹那(ふじみやせつな)」と名付けられた。

月日は流れ2人が1歳になった頃、藤宮家の近所に八神家が引っ越してきた。
両親はすぐに仲良くなり、刹那とはやては一緒に育っていった。
だけど、そんな幸せは長くは続かなかった・・・・
2人が物心ついた頃、刹那の両親が事故で亡くなった。
その時、刹那は八神家の養子にはならなかったが八神家で生活するようになった。
八神家の養子にしなかったのははやての両親がそうしたからである。
そして5歳の頃。
その頃には、はやての脚は原因不明の神経性麻痺で動かなくなっており車椅子生活を送っていた。
何故、そうなったのかは今でもわからないままである。
だけど、刹那がはやての車椅子を押して小学校に連れて行くと張り切っていた。
しかし小学校に入学する3日前の事である。
はやての両親が事故で亡くなった。
幼い2人の少年少女は最愛の両親を失ったのである。
それがきっかけではやては小学校には通わず、休学の状態が続いた。

そう、ある日のあの時までは・・・・
後に「闇の書事件」と呼ばれる冬の悲しい聖夜の出来事が終わるまで・・・・

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