ALO編ーフェアリィ・ダンス編ー
25.鍍金の勇者
[8/8]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
終刃》
二本の光の刃が残りのガーディアンたちを貫く。
残るガーディアンの数は十体。
残りの九、八、七と数を減らしていく。残りの三、二、そして最後の一体。
「ラスト!!!」
右の手刀が最後のガーディアンを貫く。
すると上空にクリアを意味する文字が浮かび上がる。
「はぁ......はぁ.......勝った.....」
「す、スゴイよ.......スゴイよ、集也くん!!」
リーファが感激のあまり泣きながら俺を抱きしめる。
「ああ、これで全部終わったんだな.........何もかも」
すると上空から何かが落ちてくる。それは金色に光る鍵のような形をしたアイテム。
「これがクリア報酬?」
鍵をクリックすると何も反応しない。すると頭の中にあいつの声が再び聞こえる。
『代償は払ってもらうと言ったであろう』
「.......そういうことか」
その鍵を握りしめ、スグを抱きしめる。
「あのね........集也くん。あとで話があるの。落ちたら家の前に出てきてくれないかな?」
「了解.......それじゃあ、そろそろ落ちるか」
「うん!」
リーファ/スグは笑顔を俺に向けた。
見慣れた天井。頭には二年間俺を閉じ込めた機械、ナーヴギア。
ナーヴギアを外し、ベットの上に置き立ち上がる。剣で突き刺されたような痛みが身体中に残っている。痛む体を無理にでも動かしダウンジャケットをクローゼットから取り出し部屋を出る。出る際にベットの上に置かれるナーヴギアを再び見て、一言。
「.........ありがとな」
俺は部屋を飛び出し、階段を駆け下り、真向かいの家に向かうため家のドアを勢いよく開けた。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ