第四十九話 忍者の水泳その六
[8]前話 [2]次話
「普通に暮らしていけないよ」
「そんな人は」
「だってね」
それこそというのだ。
「自分以外皆大嫌いなら」
「どうして他の人とやっていけるか」
「協調性もね」
これもというのだ。
「絶対にだよ」
「ないですね」
「そんな人がね」
それこそというのだ。
「普通に生きていけるか」
「無理ですね」
「そうだよ」
こう言うのだった。
「まずね」
「だからですね」
「そんな人いても」
「人間社会じゃ生きていけないですね」
「若し生きているなら」
それならというのだ。
「周りがかなりね」
「いい人達ばかりですね」
「そうでもないとね」
それこそというのだ。
「生きていけないよ」
「そうですよね」
「とてもね」
「流石にそんな人滅多にいないわよね」
夜空は話を聞いて思った。
「やっぱり」
「そうだと思うよ」
佐京は夜空にも答えた。
「俺もね」
「生きていけないから」
「というかね」
「というか?」
「ここまで極端な人は」
それこそというのだ。
「そうそうはね」
「いないわね」
「そこまで利己的で」
自分しかないというのだ。
「攻撃的だと」
「皆大嫌いっていうまでの」
「そんなのだったらね」
それこそというのだ。
「生きていけないから」
「それでよね」
「普通はね」
またこう言った。
「いないよ」
「そうよね」
「けれど目の前にいたら」
「そんな人が」
「凄く嫌だよ」
「物凄い自己中心的で攻撃的で」
「どうしようもないから」
そうした人格ならというのだ。
「だからね」
「傍にいたくもないわね」
「離れるよ」
自分からというのだ。
「絶対にいいことにならないから」
「そうした方がいいわね」
「不愉快になるどころか」
「迷惑も受けるわね」
「そうなるからね」
だからだというのだ。
「本当にね」
「離れるのね」
「そうなるよ」
こう言うのだった。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ