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彼は いつから私の彼氏?
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 夕方 私が帰ると、お母さんが出て来て、いきなり抱き締められた。

「水澄ちゃん お疲れ 頑張ったよねー」

「お母さん 暑苦しいよー 汗びちょなのにー」

「あ そうかー 先にお風呂入りなさいよ 疲れてるんでしょ 今ね 達樹にお寿司取りに行かせたの お父さんも6時頃帰って来るから お祝いネ」

 私 そーいえば 朝 翔琉に愛してもらった後 シャワーもしてなかったんだと気がついて、お風呂に・・・まだ 翔琉の匂いがするのかなーって 湯舟に浸かりながら (まだ 翔琉が入ってるようなー 変な感じ 私 こんなで練習 踏んばり効くかなー)

 この夏に買ってもらった葵の花のじんべぇさんの上下を着て、汗を拭きながら出て行くと

「水澄 こっち クーラーかけたからー ・・・水澄 その下 何か着てる?」

「ううん 暑いんだものー」

「まぁー・・・ 少し 落ち着いたら、つけてらっしゃいヨ」

 お兄ちゃんが帰ってきたみたいで

「おぉー 帰ってたかー 外は 暑い暑い まだ 日差しが強いんだよー」と、クーラーの前でパタパタしていた。

「お風呂 いってくればー 私 今 出たとこ」

「だなー シャワーしてくっかー」

 お兄ちゃんはトランクス1枚で上は裸のままバスタオルを首にかけて頭を拭きながらリビングに現れた。

「達樹 ・・・ もう 年頃の女の子が居るんだからー 家族って いってもー」

「へっ 水澄のことかぁー 平気だよ 俺の肉体美を見て喜んでるんだからー」

「だっ 誰が喜んでるんよーぉ しょうがないなぁーって思ってるんやー 妹のことを色キチみたいに言うな! この変態がー」と、私は持っていたタオル投げつけると

「おっ みごとなスマッシュか・・・水澄 今 右手で投げたよなー お前 卓球はサースポーだよな でも 右利きなんだろう 箸なんかも右だったよなー」

「そーなんやー 私 よーわからんまま 左になってしもーたんやー 左で振るほうが鋭いってー」

「へぇー ややこしい奴ちゃなー サッカーのボール蹴るんは?」

「たぶん 右足やと思うけどなー でも 右足を前に出して踏んばるやろー そしたら 身体開いて左足が後ろに来るやんかー だからー 左手がラケットになったん もしかしたら、サッカーも左で蹴るんかもー」

「うん なるほどなー そうかー お前 右足で踏んばってステップしてたもんなー お母さん 水澄の運動神経 右と左とぐちゃぐちやになってるんかもよー」

「なにをごちゃごちゃ騒いでるのよー 両方使えるほうが良いに決まってるわー 達樹 知らないでしょうけど 水澄はご飯よそう時 おしゃもじとかお玉 左で持つのよ 昔からー それに、小さい時は 日本語の文章 縦に書く時は左で鉛筆持って書い
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