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彼は いつから私の彼氏?
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水澄にって ホールケーキ作ってくれたのよー 特別らしいわー 後で食べてみようね でも 期待しないでよー あのお店のだからー」

 お父さんが割と言いたいことを言って、酔っぱらったのが先に寝てしまって、私達は、お母さんの言う期待もしていないケーキに取り掛かっていた。20pもない小さなものだったけど、ブルーベリーのショートケーキで真ん中のホワイトチョコのプレートに(あっぱれ みずすみ)の文字が書いてあった。早速切り分けて食べてみて

「おいしぃじゃん お母さんも食べてみてよー」

「ふ〜ん おいしいんだー」と、お母さんもお兄ちゃんも食べたけど、「うん なかなか いけるねー スポンジもしっとりとしておいしいし クリームも」と、言っていて

「お母さん 私 いつから みずすみ になったのかしら?」

「あっ ほんとうだねー オーナーったら とぼけてー でも おいしかったって 明日 お礼言っとくね いつも こんなの作ってたら、もっと お客さん増えるのにねー」

「まぁ 原価とか売値とか いろいろと難しいことあるんじゃぁない? 経営者は大変なんだよー」

「お母さん 私 明日から練習も無いしお休みだから、ジョギングのついでにお店寄って 直接 お礼言おうか?」

「そうね オーナーも一度 水澄ちゃんに会ってみたいって言ってたからネ」

「着替えて行った方がいいかなー」

「そこまでしなくていいわよー アスリートの端くれなんだから ぽくて良いんじゃぁない お母さんの自慢の娘よ」

(お母さん 私 本当は悪い子なの お母さんを裏切って 昨日の夜も今朝も・・・ でも、翔琉と・・・私 全て翔琉のものになって 今 幸せなの)

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