暁 〜小説投稿サイト〜
星河の覇皇
第八十七部第五章 外の世界の動きを無視しその六十三

[8]前話 [2]次話
「そうしてです」
「発展させているな」
「かなりの勢いで」
「そして我々に追いつくつもりか」
「それだけでなく」
「追い越すか」
「そのこともです」
 さらにというのだ。
「考えています」
「やはりそうか」
「ですから」
 それ故にというのだ。
「私も油断していません」
「エウリパの軍事技術の進歩については」
「左様です、これに勝つには」
「我々がより発展する」
「それが一番です」 
 キロモトに対して断言で答えた。
「ですからこれからも」
「発展していく」
「そうしていきます」
「ではな、それと今度の選挙だが」
 キロモトは民主政治下にいる政治家として絶対に避けては通れないものの話をした、選挙に勝てずして何も出来ないのも民主政治だ。
 それでだ、キロモトも言うのだ。
「ここにきて分権派が連合全体でだ」
「団結してですね」
「集権派に対している」
「今の我々に」
「そして政策もだ」
 これもというのだ。
「出そうとしている」
「左様ですね」
「その政策に対してだ」
 まさにというのだ。
「我々はどうすべきか」
「そのことがですね」
「重要になる」
「今後は」
「彼等がどういった政策を出すか、そしてな」
「我々は政策も出す」
「さもないとだ」
 相手の政策に対することが出来なければというのだ。
「次の選挙で敗れるのは我々だ」
「政策には政策ですね」
「よりよい政策だ、スキャンダルの粗捜しなぞは」
 これもまた民主政治にはよくあることだがというのだ。
「決定的なものにはならない」
「相手の支持率を落としても」
「それでもだ」
「政策がなければ」
「とてもだ」
「例え政権を奪取、維持出来ても」
「政策なき政党は何もならない」
 すぐに支持を失うというのだ。
「そうなってします」
「左様ですね」
「だからだ」
 それで故にというのだ。
「我々は政策を出す」
「連合を発展させる政策を」
「そうしていく」
 こう八条に話した。
「だからだ」
「国防省もですね」
「宜しく頼む」
「連合の為になる政策を。私はデマコーヴァではない」
 民主政治に付きもののそうした輩ではないというのだ、こうした輩もまた民主政治にはどうしても存在するのだ。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ