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彼は いつから私の彼氏?
兄 達樹の話
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 水澄のん 見せてよー」

「あのさー それは後でゆっくりと・・・ 今日、俺は硝磨んちに行ってたろう?」

「うん それがぁ?・・・」

「向こうのおばさんが話してたんだ 翔琉が生まれた後、おじさんは直ぐにベトナムに行ったんだって 仕事のことで」

「だから それがどうしたの?」

「だからー 翔琉の生まれた4月の末から3か月間 ベトナムなんだよ! 日本には居ないんだよ!」

「えー・・・」「達樹 今 光が走った?」と、お母さんは動揺していたみたいだった。

「達樹 それっ 確かなの?」

「ウン 翔琉は4月28日生まれなんだよ 30日におじさんはベトナムに飛んだらしい だから おばさんの記憶違いじゃぁないと思う 5月には日本には居るはず無いんだ」

「・・・私の思い違いだったの・・・」

「そーだよ 水澄はお父さんとお母さんの娘なんだよ! 俺のすばらしい妹なんだよ これからも ず〜っと そして 翔琉と水澄は兄妹じゃぁ無い! さっき お母さん 光が走ったのって聞いたよね 俺も 最初 聞いた時 同じようだった おかしいよねー へっへーへー」

「そーなの だけど あの時 お母さんは間違いを・・・」

「何の話だよー 知らなぁ〜い 今 お父さんとお母さんに囲まれて、俺と水澄は幸せになっているじゃぁないか これからもな! それで 良いんだよー お母さん」

「達樹」と、俺を抱きしめてきた

「よせよー 暑苦しいー 水澄の試合見ようかー あいつ 恰好いいんだぜー」

 その後、お母さんは水澄の試合の模様を見ながら、「水澄 私達の娘よねー がんばれ」と、涙を流して見ていたのだ。途中でお父さんが帰って来て、飲んできたみたいで、二人で録画を見ているそばに来て、あーじゃ こーじゃと注釈をしていて うるさかった。

「あなた! 少し、黙ってください! 私達の娘の水澄が頑張っているんですからね!」と、叱られていたのだ。


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