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彼は いつから私の彼氏?
兄 達樹の話
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ていて、最後 水澄が飛び跳ねて打ったように見えた。瞬間 相手は拾えなくって・・・

「やったぁー やったぁー 水澄 すごぉ〜い」の大騒ぎだった。俺は飛び跳ねていたかも知れない。

 決勝戦も、水澄の同級生 前の相棒 岩場花梨との戦いで、白熱した高速ラリーの応酬で、最後までもつれていた。自分で手の平をギュッと握り締めているのがわかった。そして、相手はマッチポイントを迎えていたが、水澄がさっきと同じように飛んでスマッシュを・・・「やったー」決まったと思ったが、ボールがポトンとネット際に返ってきていた。

「えっ えー そんなのありかよー」

「はぁーあ う〜ん でも 水澄ちゃんも すごかったよ あのラリーなんて そうそう見られないぞー 中学入ってから始めて、2年生で全国準優勝だぞー 普通じゃぁない」と、硝磨も盛り上がっていて、そのまま、団体戦の決勝を見て、太子女学園の快進撃に拍手を送っていた。特に、水澄達のダブルスにはすごぉーいの連発だった。

 落ち着いた時、おばさんが「達樹君 夕食 食べて行きなさいよー 翔琉もね 夜釣りに行くってー そろそろ出かけるのよー」

「ふ〜ん 夜釣りかぁー おじさんは?」

「あの人 お盆明けから インドネシァ 会社で雇う人の面接だって」

「インドネシァ人・・・」

「そうなの 前はベトナムだったんだけど この頃 文句ばっかーで評判悪いのよ」

「あぁ 日本に慣れっこになってきてるって聞いたことがある」

「そうなのよー 一番 最初はね あの人ったら 翔琉が生まれて、直ぐにベトナムに 人を雇う為 行ったのよー 3か月間もね 私はこの子も小さかったでしょ 翔琉はビィビィ泣いてうるさいしー 苦労したわー」

「翔琉が生まれて すぐ・・・」

「そうよ あの子 4月28日生まれでしょ その後直ぐに あの人 30日には飛行機よ 連休前なのに 男って 勝手なのよねー」

 その瞬間 側にミサイルが落ちて爆発音とともに閃光が走ったような気がした。

「おばさん おじさんは4月の末から3か月間 日本には居なかったんですか?」

「そうよー 一度も 帰ってくること無くね 向こうで若い女の子と…×〇×〇・・適当に羽根伸ばしてね」

 もう おばさんの話は聞こえてこなかった。(水澄 お前は やっぱり お父さんとお母さんの娘なんだよ! そして、間違いなく俺の妹だ)

 おばさんの用意してくれたご飯もそこそこに、俺は家に帰ってきたけれど、お母さんは帰って無くて、7時過ぎに帰ってきた。水澄が居ないので自転車を使ってたのだろう。

「達樹 達樹ぃー あの子 優勝したんだってねー さすが 私の娘よねー」

「お母さん 落ち着いて聞いてくれ 話し あるんだ」

「なによー 早く
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