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彼は いつから私の彼氏?
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 新幹線から在来線への乗り換え口。翔琉の顔が見えると、思わず手を振ってしまった。

「お帰り お父さんの配信見てたよ すごい すごい 水澄 最後まで打ち合いでさー ドキドキして見てたよー」

「ふふっ 最後は負けてしまったけどネ」

「何言ってんだよー あそこまでやったら 二人とも優勝だよー 相手は水澄の元相棒だろう? 悔いないんじゃぁないか?」

「そーだね スッキリしてる また 競いあえるってね」

 それから、大津まで行くと、もう食べるとこも閉まっているだろうからと、改札口の外に出て、食事を済ませてから大津まで行って、歩いて大津港まで。ホテルのチェックインを済ませた時は、もう11時近かったのだけど、もう一度、二人で琵琶湖のほうに散歩に出て行った。湖水の中にライトアップされた噴水も印象的で、私はしっかりと翔琉の腕につかまりながら歩いていたのだ。

「ねぇ 家には なんて言って出てきたの?」

「あぁ 友達と夜釣りに行くって」

「そんなの お魚持って帰んなかったらー?」

「なんとでも 言えるさー 持って帰ってもしょーがない魚だから 放したとかね」

 芝生に座った時、翔琉は私を抱き寄せて来て、唇を合わせてきて、舌が私の中をなぞって来て、私も応えていて甘〜い感覚が・・・。翔琉の手が胸からスカートの裾の中に入ろうとしてきて、無理やりショーツの縁に届いていたのだけど

「むりよー インパンなんだからー ここじゃーぁ 嫌!」と、私は遮っていた。

 ホテルに戻った時には、12時近かった。翔琉が先にお風呂に入ってバスローブで出てきた。私は、バスタブに浸かりながら、最初に浮かんだのが、私が放ったスマッシュ 決まった後、頭を振りながら呆れた顔をしていた秋元蓮花の顔 そして、私の必殺を返した後 ニャっとして あなたのことなんて全部わかるわよーと言っているような花梨の顔 が蘇っていた。それからー 翔琉のこと・・・お正月にお母さんに揃えてもらったピンクのフリルで飾られた上下の下着を用意してきたものの 覚悟していたつもりなんだけど、迷っていた。秋元蓮花はあの時、インターハイで待って居るわよって・・・高校に入ったら、あの人との闘いは続くのだろう。そして、全日本、オリンピックまで。私 翔琉のものになりたいんだけど、その後 身体が・・・我慢出来なくなって翔琉を求めるようになってしまったら、どうなるんだろうか 今までのように卓球に打ち込めるんだろか とか・・・思案してしまっていた。

 バスローブを着て、出て来ると、翔琉は窓の外を眺めていて

「残念ながら噴水のライトはさっき消えてしまったよー 灯が寂しいもんだよー」と、翔琉は言ったけど、私も窓際に・・・

「暗いもんなんだねー 琵琶湖って あの遠くに見えるのって琵琶湖大橋
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