第八十七部第五章 外の世界の動きを無視しその五十六
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「世に出ました」
「それ以上のものが」
「そしてそれがです」
「今も続いている」
「兵器もです」
家庭用テレビゲームだけでなくというのだ、八条が管轄している国防省の中にあるそれの話もした。
「戦闘機にしても二十世紀後半に」
「これ以上はないか」
「最後の有人戦闘機と言われたものが出ました」
ロッキードF104である、細長い機体に小さな主翼が特徴だ。
「ですが」
「今も有人戦闘機は出ている」
「大気圏内だけでなく宇宙空間でも使用出来る」
「そうなっているな」
「やはりこれ以上はないと思っていても」
「先はある」
「人類の歴史も続きますし」
そしてというのだ。
「人類の進歩もです」
「続く」
「そうです、ですから連合も」
「発展していくな」
「無限に」
「そうして国も大きくなっていく」
「そうです、国家の発展にも果てがありません」
こちらもというのだ。
「これで限界と思っていても」
「まだ発展出来る」
「特に連合は銀河系の殆どを領有しており」
「多くの開拓地と開発地がある」
「国土も資源もです」
「恐ろしいまでにあるな」
「ですから発展しようと思えば」
それこそというのだ。
「まさに無限にです」
「それが可能だ」
「そうです、ですから」
それ故にというのだ。
「我々はです」
「これからもだな」
「発展していくべきです」
絶対にと言うのだった。
「そうした政策を出して実現させることが」
「政府の義務だな」
「政権の、これは野党もです」
分権派、保守派とも呼ばれる各国の権限を重視している彼等もというのだ。
「同じです」
「事実彼等が政権に就いてもそうした政策を進めている」
「彼等の考えに基づいて」
「国益を求めて手に入れてこそ政治家だ」
「若し政治家がそれを放棄したなら」
「政治家ではない」
「職業はそうであっても」
それでもというのだ。
「本当の意味で、です」
「政治家ではないな」
「そうです」
まさにというのだ。
「私もそう思います」
「だから野党もだな」
「そこはです」
「守っているな」
「連合の発展を目指しています」
「野党もエウロパを敵視しているしな」
「集権派、分権派に関わらず」
今の与党野党に関わらずというのだ。
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