青き江の妖花
[3/16]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
」
「その通り。あんたもその李白と同じ様に溺れ死ぬのさ」
「何っ!?」
女の声だった。声のした方を振り向いた。そこには数名の戦闘員がいた。
「ギィッ」
棒を手に神を取り囲んだ。そして一斉に襲い掛かる。
「ムッ」
振り下ろされる棒をかわしそのみぞおちに拳を入れる。右から来る戦闘員の顎に蹴りを入れる。
左の戦闘員を掴みすぐ後ろの一人に投げ付ける。残る二人のうち一人を手刀で倒すと最後の一人をチャージで水の中へ突き落とした。
「ギヒヒヒヒヒ、やるねえ。ライダーの一人だけはあるよ」
先程の声が聞こえてきた。
「クッ、何処だ」
「ここだよ」
水面から鞭が飛び出してきた。そして神の左足首に絡みつくとそのまま水中へと引き擦り込んだ。
「ウワッ!」
神はそのまま水中へ引き込まれた。激しい水飛沫が立った。
「いくらライダーといえども水中でのうごきは鈍る筈さ。さあどうやって料理してやろうかねえ」
水面の上から声がした。それを合図に三体の怪人が姿を現わした。
鞭の無視はネオショッカーの酒豪怪人サンショウジンだった。左右にはゲドンの人喰い怪人ワニ獣人とブラックサタンのトゲ怪人奇械人トラフグンもいる。
「こちらは水生怪人ばかり。さて、楽しませてもらおうかねえ」
サンショウジンが鞭を引き寄せようとする。だがその鞭は途中で断ち切られていた。
「何っ!?」
そこへ何者かが来た。サンショウジンと交差する。
サンショウジンの下半身が水底へ落ちていく。暫くして上半身も落ちていき水底で爆発した。
「甘く見てもらっては困る。俺はカイゾーグ、水の中での戦いは専門分野だ」
「アゥッ!?」
「エェヒィッ!?」
先程サンショウジンを真っ二つにした何者かが残る二体の怪人達に言った。怪人達も声の方へ身体を向けた。
「ギッ!?」
「俺は]、仮面ライダー]。行くぞ!」
横に赤い線の入った銀のバトルボディに黒の手袋と赤い胸、腰のベルトは黒と銀、その中央に赤い風車がある。マフラーは黒に横の線と赤い]の字が入った柄であり、そのマスクは銀と黒が基調で何処か髑髏を思わせるフォルムであるがその紅の両眼と額にある黒と赤の大小のアンテナ、口の部分のパーフェクターといったものが機械的な印象を与える。第五の仮面ライダー、カイゾーグ仮面ライダー]である。
「アゥアゥアゥーーーーッ」
ワニ獣人がその巨大な顎を以って]ライダーの胴体を食い千切らんとする。しかし]ライダーはそれを上に泳いでかわす。
「エェヒィーーーン」
奇械人トラフグンが腰の棘を発射する。]ライダーはその棘をライドルで全て叩き落とした。
後ろに回ったワニ獣人がその尾を振り回してきた。ライドルホイップが一閃する。獣人の尾は両断されてしまった。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ