青き江の妖花
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クリートに突き刺さる。するとその突き刺さった場所がシュウシュウと白い煙を出して溶けていく。
「なっ!?」
「ギヒヒヒヒヒ、これがあたしの力さ」
ケイトは気味の悪い笑い声を出した。
「このドクターケイトは妖花アルラウネの末裔、身体には血の替わりに猛毒が流れているのさ。あたしに触れたものは皆醜くただれて腐っちまうのさ」
「ムウゥ・・・・・・」
「貴様も腐らせてあげるよ、覚悟しな!」
杖の先を]ライダーに向けた。
「死ねぇいっ!」
杖から毒々しい緑色の液体が噴き出る。]ライダーはそれをジャンプでかわす。
「ムッ!」
液が浴びせられた場所がドス黒く醜く変色し溶けていく。
「成程ねえ、大した身のこなしだよ。けど何時までそれが続くかねえ」
「何を・・・・・・」
空中でライドルをロングポールに切り換え突きを入れる。突きがケイトの胸を貫いた。だがそこにケイトはいなかった。
「何っ!」
着地する]ライダー。後ろから声がした。
「あたしはここだよ」
再び液を吹き掛ける。それを横に動きかわす。状況はケイトのペースであった。
「じゃあこれはどうだい?」
サッとマントを翻した。
「ケイト毒花吹雪!」
ケイトの全身から血の様に赤い花びらが巻き起こる。ケイトが再びマントを翻すと花びらが吹雪となり]ライダーを
包み込んだ。
「うおおっ!」
花びらが]ライダーの身体に付着すると瘴気を出しつつ焼け爛れる。全身をその花びらが包んだ。
「ぐうう・・・・・・」
ガクリと膝を着く。かなりのダメージである事は明らかだった。
「どうだい、毒花吹雪の味は。一度浴びると堪えられないだろう」
残忍な、勝利を確信した声で言った。
「この花びら一枚で象さえ殺してしまうんだよ。改造人間といえど立っていられるだけでもやっとの事だろうねえ」
ナイフを取り出した。
「すぎには殺さないよ。ゆっくりと時間をかけて殺してあげるからねえ」
ナイフを放つ。だがそれはライドルによって弾かれてしまった。
「ほお」
ケイトは声を漏らした。そこには明らかに余裕があった。
「粘るねえ。けれどそれは無駄な努力ってもんだよ」
「・・・・・・無駄な努力だと」
]ライダーは両足だけで立ち上がった。
「無駄な努力などというものはこの世には存在しない。努力は必ず報われる。・・・・・・そしてドクターケイト、貴様の邪な計画、この仮面ライダー]が必ず砕く!」
「言ってくれるねえ、満足に動かないその身体で。じゃあせいぜいあがいて死ぬがいいさ!」
杖を振りかざし襲い掛かる。]ライダーもライドルで応戦する。激しい打ち合いがはじまった。
打ち合いは百合を超えた。体力的には明らかにケイトに分があったが基の技
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