廃墟の巨人
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「イワ〜〜〜〜〜ッ!」
戦闘員達の叫び声が開戦の合図となった。インターポールと岩石男爵達との死闘が始まった。
インターポール側は桁外れの戦闘力を誇る岩石男爵は相手にせず戦闘員達に向かった。戦闘員達が岩に変化して突攻してくるとそれをさけ元に戻ったところに攻撃を仕掛ける。滝と焼くの的確な作戦指揮の下一人一人確実に倒していき隙は見せない。対する岩石男爵側は指揮官である岩石男爵のお粗末な戦術指揮もあり序々に戦力を消耗していった。
「うおのれえ〜〜〜〜っ、わしに向かって来んとは軟弱な奴等じゃ。そんなにわしが怖いのか〜〜〜〜っ!」
戦場で孤立した状況になり叫ぶ岩石男爵。その前に一人のスーツの男が姿を現わした。
「貴様の相手は俺がしよう」
「おんしは!?」
「結城丈二・・・・・・ライダーマン」
岩石男爵の問いかけにその男、結城丈二はあえてゆっくりと答えた。
「ライダーマン・・・・・・。おんしがか。なら相手にとって不足はないがや。かかって来んか!」
「望むところ・・・・・・行くぞ!」
そう言うと両手を大きく天へと掲げた。
トォーーーーーッ
叫び声と共に掲げられた両手にマスクが浮かび上がる。それと共に両手が銀色の手袋とブーツに包まれる。
ライダーマンッ
掛け声と共にマスクを被る。胸が赤く、腹が赤と白、そして緑の三角のカットとなり他の部分も黒いバトルボディに覆われていく。ベルトもそれと共に四つの小さな風車がバックルに配されたものへと変わっていく。
マスクを完全に被り終えると四つの風車が一斉に回りはじめる。風車が光を発すると両手首を合わせた状態でクロスさせ最後に胸の位置で拳を突き合わせる。それと共に凄まじい力が全身を駆け巡る。
「行くぞっ、岩石男爵!」
右腕のアタッチメントにパワーアームを装着させると立ち向かった。対する岩石男爵も岩の棍棒を振るって突進する。
重い棍棒を縦横無尽に振り回す。その重苦しい巨体からは信じられない程俊敏でライダーマンも攻撃をかわすだけで必死である。
「どうしたどうした、それでもライダーの一員かや!」
攻撃を受けてはひとたまりもない。例え戦略戦術は劣っていてもやはりかって人々を震え上がらせた魔物の血を引くデルザー改造魔人の一人である。その力は絶大なものであった。
「わしの力、まだまだこんなものではぬわいぞお!」
間合いを離すとジャンプした。そして空中で身体を丸め巨大な岩石に変身した。
「秘技、岩石落としっ!」
激しくバウンドし地響きを立てつつライダーマンに襲い掛かる。
「くぅっ!」
かろうじてそれをかわした。だがビルを壊しつつ跳ね返ると今度は一直線にライダーマンへ向かってきた。
「岩石弾っ!」
速い。よけられるものではなかった
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