第九話 天使達の降臨その四
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「デザインとかも」
「女の子の服は基本的にそうなのよ」
小梅がここで話す。
「デザインとかはね。一緒なのよ」
「そういえばデカレンジャーやマジレンジャーは」
ランは小梅の言葉を聞いてまた述べた。
「ジャケットの色や細かいところは違うけれど」
「私達もです」
「私とさくら姉さんはスカートの種類は違うけれど」
さくらと菜月も言う。
「基本的には同じデザインです」
「仲間だからね」
「そうね。仲間だからね」
ランは二人の言葉を聞いて納得した顔で微笑んだ。
「私達は」
「私達は基本的にチームが違うから」
「だからデザインは違うけれど」
早輝と美羽は自分達のことを話す。早輝はミニスカートで美羽は半ズボンである。そしてデザインも何処か違う雰囲気もある。
「それでもね」
「同じチームよ」
「それでも同じチームってわかるわよ」
らんるはその二人を見て言った。
「デザインが一脈通じてるから」
「最初はかなり違和感あったけれどね」
「けれど今はね」
呼吸を合わせて話す二人だった。
「あと私達は」
「基本的に種族が違うから」
そのゴセイジャーの二人の女性陣も出て来た。
「だから私はスカートで」
「私は半ズボンなのよね」
「そういえば私達は」
「制服はないわね」
シンケンジャーの二人がここで顔を見合わせて言う。
「そうですね。何か寂しいけど」
「どうしてなのかしら」
「それはだ」
いぶかしむ二人に爺が話してきた。
「シンケンジャーの伝統だ」
「伝統なんですか?」
「そうだったの」
「左様、我等は侍だ」
今度はこんなことを言うのだった。
「侍はそうしたものを身に着ける必要はないからだ」
「それでだったのか」
「俺達だけジャケットがなかったのは」
そのことに流ノ介と千明も言う。
「今やっとわかったぞ」
「全くだぜ」
「これでわかったな。それでなのだ」
「爺はそうしたところは五月蝿いからな」
丈瑠もここで話す。
「しかしそれならそれでいいな」
「何かシンケンジャーだけジャケットじゃないのは」
「そうした理由だったの」
皆もその理由に対して頷くのだった。
「けれど。それにしても」
「ここでまた仲間が増えたのは」
「有り難いよな」
このことには素直に喜ぶ一同だった。そうならざるを得なかった。
「それは」
「しかし」
ここで一同はゴセイジャーの面々を見るのだった。
「あんた達はゴセイジャーだったよな」
「どういったチームなんですか?」
蒔人と冴が彼等に問うた。
「天使とかいっていたけれどな」
「まさか天使なんですか?」
「ああ、俺達は人間じゃないんだ」
赤いジャケットの若者が話す。
「天使なんだ」
「天使って」
「人
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ