最終話 笑顔に満ちた世界その五
[8]前話 [2]次話
「これからのことが」
「店員になってか」
「楽しくやるのがね」
まさにというのだ。
「楽しみで仕方ないわ」
「じゃあその時は宜しくな」
伊賀崎はファラにも応えた。
「色々買わせてもらうな」
「宜しく頼む、ではこれからだが」
ドクターマンはあらためて言った。
「どうるのか」
「お店行けないのならね」
風花が応えた。
「バカンスね」
「そちらか」
「色々巡って」
そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「楽しむか」
「水族館行って」
まずはそこでというのだ。
「その他にもね」
「行くか」
「ビーチもね、観光を楽しんで」
「過ごすか」
「それで貴方のお店はね」
「またの機会にだな」
「お邪魔するわね」
「邪魔ではない」
ドクターマンは微笑んで答えた。
「知り合いが自分の店に来てくれるならだ」
「邪魔じゃないの」
「それどころかだ」
むしろというのだ。
「歓迎させてもらう」
「そうなのね」
「私も新規開店してだ」
そうしてというのだ。
「諸君等が来るのを楽しみにしている」
「そうなのね」
「家族と共にな」
ギアの面々を見つつ答えた。
「店員達もいるしな」
「皆でなのね」
「待っている」
そうだというのだ。
「今もな」
「どうもだ」
射田が言ってきた。
「あんた今の方がいいな」
「そうなのか」
「話に聞いたギアを率いていた頃よりもな」
「あの頃よりもか」
「沖縄で最初に会った時だってな」
その時もというのだ。
「ずっといい感じだったし今はな」
「よりいいか」
「俺達が最初にあった時よりもな」
「そうなのだな」
「笑う様になったからな」
「ずっと笑うことはなかったが」
ドクターマン自ら言った。
「しかしな」
「それでもか」
「今は違う、笑える」
「その分だよ」
「よくなっているか」
「だからこれからもな」
是非にというのだった。
「笑っていてくれよ」
「そうしていく」
ドクターマンはその笑顔で応えた。
「是非な」
「それではな」
「じゃあ今から水族館に行こうか」
ジュランが仲間達に言った。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ