最終話 笑顔に満ちた世界その二
[8]前話 [2]次話
「間違えるんだよ、けれどもうな」
「あの人も間違えないね」
「そうだね」
「皆と話してるからな」
だからだというのだ。
「その筈だよ」
「いいことだね」
「それなら」
「全くだよ」
「いや、何かとありましたが」
天知も肉を食べつつ言った。
「皆さん無事に終わって何よりです」
「そうだね」
茂は父の言葉に頷いた。
「若しもね」
「どなたかがとなれば」
「嫌だったね」
「はい、ですから」
息子に笑顔で話した。
「皆さんご無事で、です」
「何よりだね」
「左様です」
こう言うのだった。
「全く以て」
「その通りだね」
「そして」
さらに言った。
「こうして皆さん集まって楽しめていますから」
「最高だね」
「そう思います」
「戦いならば誰かが倒れる」
トリンは言った。
「その危険はだ」
「常にあるな」
「そうだ」
ヨーグルトに答えた。
「どうしてもな」
「そうだな」
「だからだ」
それが戦いの現実だからだというのだ。
「この度だ」
「みんな無事でこうしてまた集まってだな」
「ビーチでのパーティーを楽しめてだ」
そうであってというのだ。
「非常にだ」
「幸せだな」
「そうだ、我々はまた戦うことになるかも知れないが」
それでもというのだ。
「やはりだ」
「皆無事ならな」
「それで何よりだ」
「そうよね」
オトは二人の会話に頷いて言った。
「やっぱりね」
「皆が無事なら」
「それならね」
そうであるならというのだ。
「もうね」
「それで何よりだ」
「そうよね」
「そしてだ」
トリンはオトにも話した。
「やはり戦いはな」
「ないに越したことはないわね」
「平和が一番だ」
「その通りだ」
桃井も言って来た。
「平和であればな」
「一番ですね」
「平和で自由であればな」
桃井は桃谷にも言った。
「幸せの原点だ」
「それにありますね」
「そうだ」
まさにというのだ。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ