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夢幻水滸伝
第三百七十六話 九尾の黒猫と共にその十一

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「コロンビアの和食は」
「あんたはそうなん」
「はい」
 そうだというのだ。
「神具も食べようと思えば食べられて」
「食べてるね」
「飲まずとも食べずとも生きていけますが」
 神具はというのだ。
「しかしです」
「飲んで食べることもで出来て」
「それで口にしていますが」
「好きやねんね」
「はい」 
 そうだというのだ。
「我々は」
「そやねんね」
「はい、そして」 
 黒猫はさらに話した。
「コロンビアと日本の味が絶妙混ざり合っていて」
「好きやねんね」
「左様です」
「まあ日本に行く機会あったら本場のもん食べような」
 ニキータは黒猫に微笑んで話した。
「ほんまめっちゃ美味しいから」
「そうなのですね」
「その時楽しみにしてや。しかしこっちの世界でも中南米日系人多いね」
「特にブラジルに」
「移民してきたんやね」
「この世界が一旦石になり海に沈む前にです」
 黒猫は主に話した。
「世界は統一されまして」
「それで平和になって」
「それぞれの地域の交流が盛んで」
 そうなっていてというのだ。
「移住もです」
「行われてやね」
「それで、です」
 その為にというのだ、黒猫はニキータに話した。ニキータは彼の話をコーヒーを飲みながらそのうえで聞いている。
「こちらの世界でもです」
「日系人の人達おるんやね」
「そうなのです」
「それで世界各国で移住があって」
「アメリカもです」
 この国もというのだ。
「ご主人様が起きられた時におられる世界の様にです」
「色々な人がおるんやね」
「そうした地域もあるのです」
「そういうことやね」
「世界を統一された方はかなりの出来物で」 
 そう言っていい人物であってというのだ。
「非常によい政を為されました」
「政治力だけやなくて公平で偏見のない方やったみたいやね」
「その方のことは今はよく知られておらず」
 そうであってというのだ。
「私達神具もです」
「よお知らんねんね」
「名前すらです」
「そやねんね」
「しかし為されたことは素晴らしく」
「この世界を統一しはって」
「その中で、です」
 統一しつつというのだ。
「人類の文明に多くのものをもたらされ」
「そうしてやね」
「そしてです」
 そのうえでというのだ。
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