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夢幻水滸伝
第三百七十六話 九尾の黒猫と共にその八

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「宝石を掘って加工して」
「それを産業にする」
「そうしていきますか」
「これからは」
「宝石の他もやで」
 他の資源もというのだ。
「ちゃんとやで」
「加工してですね」
「そうしてですね」
「そのうえで、ですね」
「売っていって」
「また産業にもしてですね」
「発展にするで、あと軽工業も力を入れて」
 そうしてというのだ。
「そこからもやで」
「発展させますか」
「街や村は順調に我々の勢力に入っていますが」
「そうした街や村でもですね」
「産業を興していきますか」
「農業にな」
 それ以外の産業もというのだ。
「他にもやで、それで働いてもらって悪いこともな」
「行う者がいない様にする」
「そうするのですね」
「これからは」
「そうするで、産業があれば」
 そうであればというのだ。
「そこで人も働いて」
「そうしてですね」
「悪事に走らない」
「それ故にですね」
「産業を興しますね」
「そうしてくで、あと従わん街や村を攻めろって意見あるけど」
 この話もした。
「まだやで」
「攻めないですか」
「そのやり方は採られないですか」
「まだですね」
「今は軍も賊やモンスターの征伐に忙しいし」
 このことがあってというのだ。
「それでやで」
「今は降らない街や村を攻めず」
「そのままにしますか」
「そうしてですか」
「降る街や村だけ加え治めていきますか」
「要はコロンビアを統一すればええから」
 最後にそうなればいいというのだ。
「そやからね」
「今はそれでよし」
「降らない街や村は放置し」
「それで、ですね」
「軍も動かないですね」
「そうするで」
 こう言って実際にだった。
 ニキータは降らない街や村はそのままにしておいてそうして降る街や村だけ迎え治めていってだった。
 勢力を拡大していった、そのうえで。
「何か降らない街や村もです」
「降ってきてるね」
「はい、これまでは降らなかったのが」
 それがとだ、黒猫は自宅でくつろいでいるニキータに話した。
「降ってきていますね」
「それはあれやね」
 ニキータは玉蜀黍で作った酒、バーボンではない酒を飲みつつ話した。
「あたし等の勢力が大きくなって」
「治安がよくて豊かなので」
「それでやで」
 そうなっていてというのだ。
「それまで降らへんかったんだ」
「降る様になっていますね」
「そやで」
 そうなっているというのだ。
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