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夢幻水滸伝
第三百七十六話 九尾の黒猫と共にその七

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「スポーツもあるし」
「他にもですね」
「あるさかい」
「そうした娯楽を用意して」
「楽しんでもらうで」
 こう言うのだった。
「ここは」
「麻薬を減らしてもですね」
「他にすることないとそっちに裏でも向かうさかい」
 そうなるからだというのだ。
「そやからね」
「他の娯楽も用意しますね」
「そうするで、そして」
 そのうえでというのだ。
「カルテルも潰して」
「麻薬以外の娯楽も用意しますね」
「それで減らすで、それで没収した麻薬は医療に使うわ」
「そうしますね」
「麻薬は下手に使うと猛毒やが」
 人の心身を蝕むそれだというのだ、このことはこの世界でも同じでありその為ニキータも政で考えているのだ。
「上手に使うと薬になるさかい」
「勢力として管理して」
「そして用いてくで」
「医学にですね」
「そうするで」
 こう言うのだった。
「麻薬は」
「そうしますか」
「そうしてな」
 ニキータは話を続けた。
「カルテルの中で重罪人、特にボスはな」
「彼等はですね」
「処刑するで」
「そうしますね」
「公開で念入りにな」
「極悪人には容赦しない」
「そうしてくで」
 こう言うのだった。
「あたしは。まあ他の星の人等もそうしてるけど」
「ニキータ様もですね」
「そうしてくで」
「それでは」
「カルテルの内部情報どんどん入ってるし」 
 それでというのだ。
「その情報に基づいて」
「攻めてくで」
「そうしますね」
「そして壊滅させるで、ボス達は処刑すると言ったけど」
 ニキータはこうも話した。
「捕まえんでもええで」
「その場で殺してもいいですね」
「生死は問わへんから」
「組織を壊滅させることですね」
「そやで、ほなね」
 そうしていってというのだ。
「カルテルも他のならず者達も征伐して」
「治安をよくしますね」
「そうするで」
 こう言ってだった。
 ニキータは麻薬カルテルをはじめとした賊達の征伐に力を入れた、彼等の内部情報を大いに利用したうえで。
 そうしてだ、彼等の殆どを壊滅させ重罪人達を処刑してからだった。
 ニキータは周りにだ、こう言った。
「我が国は宝石の鉱山多いさかい」
「その鉱山の開発ですか」
「それをされますか」
「これからは」
「そうするで」
 官吏達に話した。
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