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夢幻水滸伝
第三百七十六話 九尾の黒猫と共にその五

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 ニキータは明日からのことを決めて飲んで食べた、そして翌朝から早速市庁舎に用意された自分の執務室でだ。
 仕事を始めた、初日から街の行政のことでの決裁を求める書類が来たが。
 それ等の書類を迅速かつ的確にサインして処理してだ、黒猫とこれからのことについて自分の席に座って話した。
「あたしは楽したいねん、そして何よりも平和にことを進められたら」
「いいですね」
「政もコロンビアの統一もね」
 どちらもというのだ。
「そうしたいねん」
「では戦はお嫌いですね」
「戦は平和と真逆やん」
 黒猫に笑って話した。
「そやからね」
「出来るだけですね」
「そんなことせんで」
 こう言うのだった。
「この世界やと避けられんけど」
「左様ですね」
「賊やモンスターの討伐もせなあかんけど」
「街のならず者達も」
「罪が軽いなら基本前非は問わんから投降してもらって」
 そうしてというのだ。
「徹底的に鍛えて軍律厳しくして」
「軍隊に入れるのですね」
「そうするで、それでな」
「性根を鍛えなおし」
「賊やモンスターに向かってもらうわ」
「そうして治安を回復しますか」
「何か洒落にならんカルテルがこっちの世界もあるけど」
 困った顔で言った。
「麻薬の」
「彼等はどうするか」
「そうした罪の軽い構成員や関係者を投降させて」
 そうしてというのだ。
「軍に入れて情報も得る」
「そうしてその情報に基づいて」
「カルテルも征伐するで」
「そうしますね」
「やっぱり麻薬はあかん、煙草程度のもんやと許せても」
 それでもというのだ。
「そやけどね」
「それでもですね」
「そうしたカルテルな麻薬でも碌でもないもん扱ってるし」
「倒していきますね」
「そうするわ、そうした連中は構成員の家族を人質にしてるけど」
「家族も助けますね」
「勿論軍に入ったらお給料ちゃんと支払うし」
 生活も保障するというのだ。
「そうしていって」
「倒しますね」
「あたしも出て」
 自らというのだ。
「戦って」
「征伐しますか」
「そうするわ、それと街や村は」
 コロンビアのというのだ。
「基本使者を送って」
「勢力に入ることを勧めます」
「ちゃんと政するさかい、楽しよう遊ぼうと思ったら」
 ニキータは笑ってにかっと笑って話した。
「事前の準備が大事やね」
「そうしたことをするにも」
「そやで」
 まさにというのだ。
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