第161話
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葉にルークの後に答えたリースはそれぞれ3つに分かれている先に進むための転位陣の前を阻むかのように存在している光の壁を見つめて推測を口にした。
「ソフィが今世話になっている異世界に加えて我々とはまた別の異世界の人達も巻き込まれている話は聞いていましたが、この場にいる者たちに加えて”拠点”である”隠者の庭園”とやらにも待機メンバーがいるとの事ですから、それを考えると相当な人数が巻き込まれているようですね。」
「フフ、今回の冒険は中々賑やかな冒険になりそうだね。」
ヒューバートは真剣な表情で初対面の面々を見回し、リチャードは口元に笑みを浮かべて呟いた。
「おおっ!?そこの可憐なお嬢さん!少し時間があったら異世界人同士の交流をしませんか!?」
「わ、私!?結構です!」
「シェリアはアスベルの”妻”だから、ナンパはダメ。」
その時シェリアに気づいたロニはシェリアに近づいてナンパをしたが、ナンパをされたシェリアは驚いた後即断り、シェリアの横にいたソフィがロニに注意した。
「ソ、ソフィ、アスベルとの結婚式は”まだ”だから私の事を”アスベルの妻”って呼ぶのは早いわよ。」
「ぐっ…………!ハッ!?そこの麗しきお姉様!是非ともこのロニ・デュナミスに貴女の世界の事を教えて――――――」
「オリヴァルト皇子以上に馬鹿な男がいるとはね。――――――他を当たって頂戴。」
ソフィの注意にシェリアが嬉しさを隠せない様子で頬を赤らめてソフィに指摘している中シェリアのナンパは不可能と悟ったロニはティアに気づくと今度はティアにナンパし、ナンパされたティアは蔑みの視線でロニを見つめてナンパを断り
「ぐはっ!?ならばそこの麗しきお嬢様――――――」
「いい加減止めんかいっ!!」
「ぬわああああぁぁぁ…………っ!痛っ!?」
ティアへのナンパが失敗したロニはめげずにクローゼにナンパを始め、それを見たエステルは棒を振るってロニを石碑まで吹っ飛ばした。
「フン、せっかく忠告してやったというのに、拠点に戻る前に早速エステル達どころか他の異世界の者達にまで見苦しい姿を見せるとは、無様だな。」
「ロニ〜、いきなり異世界の人達に迷惑かけないでよ…………」
「その……ごめんなさい、今の行為は”ふられマン”のロニにとって”日常茶飯事”のようなものなの。」
エステルに吹っ飛ばされたロニをリオンは呆れた表情で見つめ、カイルは困った表情でそれぞれ見つめて指摘し、リアラはクローゼに近づいて謝罪し
「い、いえ、私は別に気にしていませんので…………」
「クスクス、なるほど。レディに言いよっては必ず断られるからリオンお兄さんがさっき言っていた通り、ロニお兄さんは”ふられマン”なのね♪」
リアラ
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