第161話
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うですが、何よりも厄介なのはその連携力ですね。幸いにも私達の方が人数が多いのですから、互いに二手に分けてそれぞれの相手をした方がよさそうでしょう。」
「二手に分けるっつっても、問題はそれをどんな方法で分けるんだよ…………!?」
回復を終えたナタリアは驚きの表情で敵たちを見つめ、バダックは警戒した様子で呟き、ジェイドの提案にロニが疲れた表情である懸念を口にした。
「うふふ、それに関してはユウナたちの世界の魔法――――――ダークマターで簡単にできるから心配する必要はないわよ♪ドライブ開始――――――」
「オーブメント駆動―――――それで、どんな組合せで分けるの!?」
ロニの懸念に対して答えたユウナはオーブメントを駆動させてアーツを放つ準備を開始し、ユウナに続くようにユウナとオーブメントを駆動させたエステルは仲間達に訊ねた。
「…………スタンと厄介な回復晶術の使い手であるルーティは僕とカイル達で相手する。お前たちは残りの二人――――――フィリアとウッドロウの相手をしろ。それと”イクティノス”の使い手であるウッドロウは剣と弓に加えて、風の晶術も使ってくるから、ウッドロウは物理攻撃だけでなく晶術にも警戒しろ。――――――偽物とはいえ、相手はお前の両親であるスタンとルーティだが行けるな、カイル?」
「勿論行けるっ!父さんと母さんは俺達の手で助けてみせる!」
エステルの疑問に対して答えたリオンはエステル達に助言した後カイルに確認し、確認されたカイルは力強く頷いた。
「「ダークマター!!」」
その時駆動を終えたエステルとユウナが吸引効果がある攻撃アーツで4人にダメージを与えると共にそれぞれ二手に分けて離れた場所へと強制的に移動させた。
「よし!行くぞ、カイル、リアラ、ロニ!!」
「ああ!」
「はい!」
「おう!」
そしてリオンの号令にそれぞれ力強く答えた3人はリオンと共に金髪の青年と黒髪の女性へと向かい、エステル達は残りの二人へと向かってそれぞれ戦闘を再開した。
「…………」
「…………」
エステル達が銀髪の青年と神官の女性へと向かうと既にそれぞれが持つ剣のエネルギーのチャージを終えた青年は攻撃範囲内に風の刃を無数に生み出し、範囲内を飛び交わせる晶術――――――エアスラスト、神官の女性は敵陣の頭上に光の晶力を一点に集め、そこから無数のレーザーを打ち込む晶術――――――レイを発動してそれぞれエステル達にダメージを与えた。
「優しき癒しの風よ、ヒールウィンド!!」
「ドライブ開始――――――ホーリーブレス!!」
二人の術によってダメージを受けたエステル達だったが敵の反撃を想定していたナタリアとユウナはそれぞれ敵たちに向かいながら回復の譜術とアー
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