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八条学園騒動記
第七百八十二話 トム達と海賊その一

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                トム達と海賊
 トムはクラスでスターリングと蝉玉そしてペリーヌに話した。
「僕海賊になるよ」
「海賊?」
「宇宙海賊?」
「それになるの」
「あっ、そっちの海賊じゃなくて」
 三人にこう返した。
「昔の海にいた」
「ああ、バッカニアとかの」
「そう、ああした海賊にね」
 スターリングにまさにと答えた。
「なるよ」
「あの髑髏が描かれた帆を掲げて」
「それで服もね」
「ああした風だね」
「フック船長みたいな」
 具体的な名前も挙げた。
「そうしたね」
「ピーターパンの敵の」
「ああしただよ」
「海賊になるんだ」
「そうなるよ」
「それならね」 
 蝉玉はそれならと応えた。
「学園のテーマパークに行くとね」
「海賊のコーナーあるね」
「そう、あそこに行って」
 そうしてというのだ。
「海賊の服着て」
「海賊船に乗ったら」
「それでね」
「もう海賊だね」
「バッカニアにもなれるし」
 今名前が出たというのだ。
「パイレーツでもコルセアでもね」
「なれるね」
「海賊っていっても多いわね」
 ペリーヌはパイレーツ等を聞いて言った。
「中国にもいたしね」
「日本にもだね」
「倭寇っていて」
 ペリーヌはトムに話した。
「強かったのよ」
「それもかなりだね」
「日本刀持っていて鉄砲もで」
 そうした装備でというのだ。
「相当にね」
「強かったんだね」
「そうだったのよ」
「そうだったね」
「それでどんな海賊になるの?」 
 ペリーヌはトムに尋ねた。
「それで」
「だからフック船長みたいな」
「ああした海賊ね」
「船も服ね」
「だったらね」
 ペリーヌはここまで聞いて言った。
「遊園地に行ったら」
「学園の中にある」
「それでね」
「なれるね」
「すぐにね」
 それこそというのだ。
「そうした海賊なら」
「じゃあテーマパーク行こうかな」
 トムはペリーヌのその言葉を受けて言った。
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