第三部 1979年
戦争の陰翳
国際諜報団 その2
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立て上げる。
ハイネマンは、日本貴族の篁とその妻、ミラ・ブリッジスと昵懇の仲だ……
そういう人物がソ連の工作員だった……その事実は木原に衝撃を与える」
東洋学研究所の男は、第二次大戦中から対日工作の現場で働いていた古参だった。
ウラジオストクの国立極東総合大学東洋学部の在学中にKGB第1総局にスカウトされ、モスクワの東洋学研究所の外部生になった。
「人間関係の弱い木原が、信頼する人物に裏切られてみろ!
その事でノイローゼになって、ろくにゼオライマーも動かせまい。
そうすれば、諜報機関も惰弱で、核戦力もない国の世論など簡単に動かせる」
KGB長官は、男の提案を受け入れた。
「その線で行きたまえ」
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