第四十三話 決戦が終わりその十八
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「絶対にな」
「そうだな」
「笑うならな」
「いい笑顔を浮かべることだな」
「そうしろよ」
「わかっている、絶対に浮かべない」
「あんた本質的にそうした連中と違うけれどな」
ドクターマンにこうも言った。
「信念で動いてもな」
「悪意では動かないか」
「最初からな」
「だからいいか」
「元々な、それでそうした笑顔はな」
悪意に基づくものはというのだ。
「浮かべないことだよ」
「そうだな、そうした笑顔ではなくだ」
「こうした時にだよ」
「仲間、友人や家族と共にいてだな」
「飲んだり食ったり歌ったり踊ったりな」
そうしたりというのだ。
「スポーツもしたり働いて汗を流したりして遊んで」
「笑うことだな」
「そうした笑顔がいいんだよ」
「そうだな、喜怒哀楽というが」
ドクターマンはここでこの言葉も出した。
「まさにだ」
「喜び、笑うことだよ」
「楽、楽しんでもだな」
「そりゃ怒ったり哀しむこともあるさ」
こうした感情のことも話した。
「しかしな」
「それでもだな」
「笑えたらな」
「いいな」
「ずっと笑えよ」
「皆でそうしたことをしてだな」
「そうだよ」
まさにというのだ。
「それで生きろよ」
「そうしていく」
「そういうことでな」
「私は笑って生きる」
「皆とな」
「そうしていく」
ドクターマンは約束した。
「これからはな」
「ああ、俺もな」
神もというのだ。
「皆と一緒にな」
「笑ってか」
「生きていくな」
そうするというのだ。
「これからはな」
「そうするのだな」
「ああ、そしてな」
さらに言うのだった。
「楽しく暮らすな」
「それではだな」
「お互いにやっていこうな」
「仲よくな、ではだ」
ドクターマンは微笑んで言った。
「これからは」
「いつも笑っていよう」
「そうなる」
ドクターマンはさらに笑った、そうしてだった。
踊りもした、そしてその踊りの後で喝采も浴びてさらに笑顔になったのであった。彼は心から笑っていた。
第四十三話 完
2024・10・23
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