第四十三話 決戦が終わりその十四
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「その様に」
「歌って踊るのじゃな」
「この身体で」
「確か」
モルボレロは晦の今の言葉を聞いて言った。
「貴方の身体は」
「はい、この身体はです」
「操っていて」
「本来の身体は小さいですぞ」
「そうだったね」
「しかしその身体を用いて」
操っているそれをというのだ。
「歌って踊りますぞ」
「そうするんだ」
「その時は」
「成程ね」
「この者実はのう」
有明他の方はモルボレロに話した。
「歌が得意なのじゃ」
「へえ、意外だね」
「かなり上手いぞ」
このことも話した。
「だから期待しておれ」
「それじゃあね」
「歌ならです」
クバルも言ってきた。
「私も自信があります」
「そうか、じゃあ歌ってくれよ」
「それでは」
アザルドに上機嫌で応えた。
「後で」
「歌ってくれよ」
「そうさせて頂きます」
「歌って踊るとな」
ゼットはジョッキでビールを飲みながら言った。
「それだけでな」
「キラキラとなりますな」
「左様ですな」
「ああ」
ネロとモルクにそうだと答えた。
「それだけでな」
「思えばです」
「キラキラは近くにありますな」
「陛下がこの戦いの中で気付かれた様に」
「すぐそこにあるものですな」
「それがわかったぜ、だからもうな」
ゼットは笑って話した。
「俺は迷わないさ」
「ずっとですな」
「キラキラを手にしますか」
「歌や踊りでもな」
そうしたものを楽しんでというのだ。
「そうするな」
「そうだな、もう私はだ」
ドクターマンも言った。
「ここにいる友人達と共にいてな」
「そうしてなのね」
「楽しんで過ごしてだ」
エスケイプに応えて話した、そうしながら自分の前にあるチキンナゲットも食べてその味も楽しんでいる。
「幸せでいる」
「そうするのね」
「そしてだ」
その話を続けた。
「店の方もな」
「やっていくのね」
「引き続いてな」
「人間としてそうしていくのね」
「そうしていく」
まさにというのだ。
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