第四十三話 決戦が終わりその十三
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「飲んで食べて歌って踊って」
「そうね」
エスケイプも微笑んで言う。
「明るくて賑やかで」
「ずっとこうした雰囲気でいたいです」
「全く以てね」
「そして私達はです」
エンターはさらに言った。
「これからはです」
「内政で豊かになって」
「そうしてです」
「自分達からは戦わずに」
「そのうえで豊かになり」
そうしてというのだ。
「何かあればです」
「こうしてね」
「楽しく過ごしましょう」
「そうしていけばいいわね」
「実はもう色々準備しているんだ」
ヨドンナはエンターに話した。
「僕もね」
「ああ、コスプレのですね」
「そうなんだ、色々な衣装を用意してね」
そうしてというのだ。
「人間のイベントに参加するね」
「準備をしていますか」
「色々な作品のキャラの」
そうしたというのだ。
「服も買って」
「そのうえで」
「そう、そしてね」
そのうえでというのだ。
「楽しんでくるわ」
「そうですか」
「売ってない服は自分で作っているよ」
ヨドンナはそうもしているというのだ。
「僕自身がね」
「いいことね」
マーダッコが応えた。
「それは」
「そうだよね」
「そして今もだね」
「うん、歌って踊って」
そうもしてというのだ。
「それでね」
「楽しむね、じゃああたいもね」
「そうするね」
「そうするよ」
「人間の姿になってしてみないか」
イカーゲンが横から言ってきた。
「歌って踊ることは」
「あっ、いいね」
マーダッコもそれならと応えた。
「それじゃあね」
「そうするな」
「何かあたいの人間の姿って評判いいしね」
「歌は元々上手だしな」
「それで踊りもだね」
「やってくれたらな」
それならというのだ。
「もうな」
「じゃあするね」
「さて、わらわもじゃ」
有明の方は自分の杯で飲みつつ言った。
「歌おうぞ」
「奥方様もですな」
「気分が乗った時にな」
まさにその時にというのだ。
「存分にな」
「それではそれがしも」
晦もそれならと言った。
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