第三百七十五話 マチュピチュ会談その十
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「おそらく将来は戦うけれど」
「今は攻めへんで」
「そうしてね」
その様な戦略を採りというのだ。
「それでね」
「ことを進めていくのですね」
「そうするわ」
こう語った。
「今はね」
「そうですか」
「そしてね」
さらに話した。
「守りも固めて」
「国境の」
「それに留まるから」
今はというのだ。
「そういうことでね」
「暫くはですね」
「やっていくわよ」
「それでは」
「あとコロンビアのすぐ北にパナマがあるけれど」
「あちらにもですか」
「運河は掌握するわ」
こちらはというのだ。
「あそこを抑えるとね」
「戦略価値が大きいですね」
「ええ、利益も大きいわ」
「運河の通行料が得られます」
「移動する船の船員さん達からもね」
「港で、ですね」
「お店とかあれば」
運河の港にというのだ。
「それでね」
「船員さん達が買ったり遊んでくれて」
「お金を沢山落としてくれるから」
だからだというのだ。
「あの運河はね」
「抑えますね」
「そうするわ、この世界のあちらは起きた世界よりもずっと運河を造りやすくて」
そうした場所でというのだ。
「だからね」
「この世界の今の中南米の技術でもですね」
「造られてね」
「ありますね」
「そのパナマ運河をよ」
「掌握して」
「利益を得るわ、そして運河を利用するどの勢力ともね」
ニキータにさらに話した。
「友好的であるわ」
「アメリカ等の」
「ええ、友好的であるから利用してくれるから」
「攻撃されへんと」
「そやからね」
だからだというのだ。
「他の勢力とはね」
「友好的であって」
「利用してもらうわ」
運河をというのだ。
「そうしてもらうわ」
「そうしていきますか」
「そして利益を得ていって」
そのうえでというのだ。
「その利益をね」
「勢力の予算に入れますね」
「そうするわ、やっぱりお金やからね」
「この世界でも」
「そうしていくわ」
「それでは」
ニキータはそれではと頷いた、こうしてコロンビアもアレンカール達の勢力に入り彼等にピエトリ、セスペデス、マリア、エチェニケの四人も正式に合流しパナマ運河との周辺の街や村に使者を送ってだった。
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