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スーパー戦隊超決戦
第四十三話 決戦が終わりその十

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「皆で楽しく踊って」
「よかったな」
「そういえばデーボス軍ってそんなに邪悪じゃなかったね」 
 立風舘が言ってきた。
「今思うと」
「そうだな」
 ヨーグルトも確かにと頷いた。
「ダグデドやバスコ達と比べるとな」
「遥かにね」
「プラジアなんか凄かったわね」
 モネはつくづくといった口調で話した。
「まさに頭の中にあるのは自分だけで」
「そうだったな」
 兄のアグリが応えた。
「自分以外の誰がどうなってもよかったな」
「利用するだけでね」
「世界だってな」
「どうなってもよかったし」
「だったらな」
「デーボス軍よりも遥かに邪悪ね」
「デーボス軍は遥かにましか」
 それこそというのだ。
「実際俺達が戦ってもそうしたものは感じなかったしな」
「私達が戦って来た組織の幹部の殆どもね」
「そうだよな」
「それでそうした組織なら」
 モネはそれならと話した。
「更正もするわね」
「そうだな」
「ああしてね」
「踊れることも大事か」
「皆でね」
「余裕が出来るね」
 伊賀崎父が言って来た。
「踊れたら」
「その分か」
「うん、何でもない様でね」
 それでとだ、息子に話した。
「この余裕がね」
「違うか」
「ほら、九右衛門はいつも必死で」
「ああ、あいつが踊るなんてな」
「考えられなかったね」
「そうだったよ」
「踊れるだけの余裕が心にあって」
 そうしてというのだ。
「そのうえで踊れたら」
「その分いいか」
「そうだよ」
 まさにというのだ。
「それだけね」
「じゃあ今それぞれの組織は踊ってるかな」
 佐久間はふと考えた。
「皆で」
「そうだといいね」
 スパーダが応えた、彼は今の今まで踊っていてそれで心地よく流した汗を拭きながら佐久間に対して言った。
「彼等も踊ってね」
「平和にそうしていて」
「幸せったら」
 それならというのだ。
「もうね」
「それに越したことはないね」
「そうだよ」
 まさにというのだ。
「そうなるよ」
「そうだね」
 佐久間もスパーダの言葉に頷いた。
「言われてみると」
「それで彼等はこれからは」
「仲よく平和に暮らしたら
「それでいいよ」
 こう言うのだった。
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