第四十三話 決戦が終わりその二
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「最後まで戦ってくれ」
「あの、今うち僕とワイズルー様しか思っていないんですが」
「それならな」
「二人で、ですか」
「戦ってくれよ」
「それしかないですね」
「ああ、最後までそうしてくれ」
「わかりました」
クレオンは項垂れ弱い目になって述べた。
「そうします」
「勝敗に関係なくだ」
そのワイズルーが言ってきた。
「戦うまでだ」
「今の僕達はですね」
「これもまたショーだ」
クレオンにこうも言った。
「それならばだ」
「全力で戦いますね」
「そうだ、ショーは常に全力で行うものだな」
「はい、何があろうとも」
「ではな」
「戦いましょう」
「最後の最後までな」
顔を向け合い頷き合ってだった。
二人はリュウソウジャーに向かった、そうして勇敢に戦うのだった。
メタルエーは仰向けに倒れてだ、共に倒れているドレイク達に言った。
「悔しいですが」
「ああ、これで終わりだ」
「下らない戦いはな」
ドレイクとデレプタが応えた。
「後はな」
「皆で仲よくやっていこうな」
「そうしましょう、これで踏ん切りがつきました」
完全にというのだ。
「それでは」
「ああ、戦いが終わったらな」
ターゲイトも言ってきた。
「皆で本格的に仲よくやっていこうな」
「気のいい奴ばかりだ」
「何も怖いことはないさ」
膜インと筋ゴグンの言葉は爽やかでさえあった。
「時々喧嘩してもな」
「仲直りすればいい」
「そうです、仲よく皆で一緒に働いて」
メタルエーはそうしてと言った。
「平和で豊かになりましょう」
「そうしような」
「この戦いも終わりだ」
「それならだ」
「プラジア達と違ってな」
「皆でやっていこうな」
ウォースターの者達も幽魔獣の者達も言った、そうして彼等は満足感の中で戦いが終わるのを待っていた。
カオスは倒れてだ、キョウリュウシルバーに言った。
「お前達の勝ちだ」
「潔いな」
「我々は皆倒れたのだ」
見れば全員動けなくなっている。
「それではだ」
「認めるしかないか」
「そうだ」
さにというのだ。
「他にはだ」
「ないか」
「それでだ」
カオスはさらに言った。
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