第三百七十五話 マチュピチュ会談その三
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「マチュピチュの景色も楽しみたいわ」
「会談の中で」
「会談の時は会談に専念するけれど」
それでもというのだ。
「その前後はね」
「景色もですね」
「楽しみたいわね」
「折角マチュピチュに入るので」
「それやとね」
「あそこは極めて神秘的な場所ですね」
「ええ、こっちの世界やと神々の神殿や祭壇が多くあって」
そうであってというのだ。
「神に仕える神官さんや従者さん達が暮らしていた」
「その遺跡ですね」
「ええ、確かに神聖な場所やけど」
「あちらで暮らすとなると」
「流石に無理があってね」
「高地でお水も少なく」
「交通の便も不便でね」
そうした場所であってというのだ。
「皆リマとかに移って」
「そこで暮らす様になりましたね」
「それであちらは遺跡になったわ」
「そうですね」
「そしてその遺跡でね」
その場所でというのだ。
「会談ね」
「そうなります」
「そうよね」
「はい、それでは」
「あちらでお話しましょう」
「そうしましょう」
二人で話してそうしてだった。
空船でマチュピチュに赴いた、そのうえで到着するともう会談の用意が出来ていた。マチュピチュを見渡せる見晴らしのいい場所に席があり。
そして人数分のテーブルがあった、そこはもうアルゲダスが彼の部下の者達と共にいて立って笑顔で挨拶をしてきた。
「やあ、来てくれましたね」
「こっちの世界でははじめましてね」
「こんにちは」
アレンカールもアマードもアルゲダスに笑顔で挨拶をした。
「お元気そうですね」
「そうであって何よりよ」
「はい、こんにちは」
アルゲダスも挨拶を返した。
「それでは」
「ええ、来たのはあたい達が最初かしら」
「はい、ですが間もなくです」
アルゲダスは笑顔で答えた。
「皆来てくれます」
「そうね、空船達が来てるわね」
空を見れば四隻の空船達がそれぞれの国の方から来ていた。
「ほなね」
「間もなくです」
「会談ね」
「そうなります」
「そうね、ではお話しましょう」
「これからのことを」
アルゲダスは笑顔で言葉を返した。
「そうしましょう」
「是非ね」
アレンカールも笑顔であった、そして場にチェチーリア、イザベル、ガブリエラ、ファラの四人も来てだった。
それぞれ着席して会談がはじまった、すぐにコーヒートお茶菓子が出されてだった。
そのうえで会談となった、そこでだ。
すぐにだ、会談を開いている国の棟梁であるアルゲダスが言った。
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