暁 〜小説投稿サイト〜
神々の塔
最終話 誓い合う心その十

[8]前話 [2]次話
「それでは」
「賑やかに飲もうな」
「そして食おうな」
「星のモン同士で」
「そうしよな」
「今はあちらの世界では敵同士でも」
 タゴールはそれでもと言った。
「やがて味方同士になり」
「そしてこっちの世界ではな」
「起きた世界ではな」
「もう友達やからな」
「そうしよな」
「そう、友達やねん」
 綾乃はまさにと言った。
「うち等は」
「そうなのです」 
 ターリャは笑顔で言った。
「私達は友達なのです」
「そやな」
「紛れもなくな」
「はいなのです」 
 中里と芥川に答えた。
「この世界では最初から」
「そやからな」
「仲良く飲もうな」
「お酒は大好きなのです」 
 ターリャは満面の笑みで言った、そこにはあちらの世界の政の時の冷酷非情さは微塵もない。むしろ真逆の姿である。
「もう幾らでもなのです」
「飲むな」
「そやな」
「特にウォッカ」
「あのお酒やな」
「はい、あちらの世界でも」
 そちらでもというのだ。
「よく飲むのです」
「ウォッカやな」
「あのお酒やな」
「はい、ただ」
「ただ?」
「ただって何や」
「他のお酒もなのです」
 ウォッカ以外の酒もというのだ。
「好きなのです」
「それでよお飲むか」
「そやねんな」
「日本酒もワインも」 
 そうした酒達もというのだ。
「そしてウイスキーとかもなのです」
「好きでか」
「よお飲むか」
「そうしているのです」
「私もですわ」  
 エカテリーナも言ってきた。
「お酒でしたら」
「何も出やな」
「飲めるか」
「それで好きか」
「そやねんな」
「はい、日本酒にしましても」
 この酒にもというのだ。
「日本に来てからよく飲みます」
「実際に寮でも出るみたいやな」
「日本酒は」
「それもよおやな」
「飲めるんやな」
「そうです、清酒だけでなく」
 この酒に限らずというのだ。
「濁酒もですね」
「飲むか」
「そうなんか」
「好きです」
 濁酒もというのだ。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ