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神々の塔
最終話 誓い合う心その八

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「それが一番美味しいですし」
「そや、それとな」
「それと?」
「今こうしてな」
 シェリルはエカテリーナ達三人を見て話した。
「仲よくしてるが」
「こちらの世界だけでなく」
「あっちの世界でもな」
「やがてはですね」
「仲よくな」 
 その様にというのだ。
「やっていきたいな」
「はい」 
 エカテリーナは心から頷いた。
「何時かは」
「そうやな」
「はい、ですが」
「その前にな」
「戦いますね」
「再びな」
「負けません」
 微笑んでだ、エカテリーナはシェリルに答えた。
「次の戦も」
「自分等も意地があるな」
「貴方達に勝ち」 
 そうしてというのだ。
「降したうえで」
「仲間にするか」
「そうします」
「ほなあらためてな」
「時が来れば戦いましょう」
「ほなな、それでな」
「勝った方がです」
 そうしてというのだ。
「負けた方が降す」
「そうしよな」
「そやね、ここにおる皆が塔を踏破したし」 
 綾乃はそれでと話した。
「踏破した者同士で」
「戦って」
「決着つけてな」
「仲よくなりましょう」
「あっちの世界はそうした世界やから」
 綾乃はエカテリーナに笑顔で応えて述べた。
「あっちの世界の考えに従って」
「戦い」
「決めような、そやけどこっちの世界ではもう仲よしやし」
 綾乃は笑顔のままこうも言った。
「あっちの世界でも何時か」
「仲よくなりましょう」
「そうなのね、それでやけど」
 綾乃は話題を変えた、その話題はというと。
「三人共どっちの世界でも飲んでるんやね」
「勿論です」
 タゴールは穏やかで上品な笑顔で答えた、そこにはあちらの世界の政それに戦の場での静かな苛烈さは何処にもなかった。
「お酒はです」
「外せへんね」
「何があろうとも」
「そやね」
「よく皆で飲みます」
「うち等と同じやね」
「お酒なくしてです」
 今はそれを飲んでいないがそれでも言うのだった。
「楽しみがあるのか」
「ほんまそやね」
「強いお酒をです」
 それをというのだ。
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