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星河の覇皇
第八十七部第五章 外の世界の動きを無視しその三十一

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「現実の国家は違います」
「大きくなり続けますね」
「連合はそうして千年です」
 千年前からエウロパから見て巨大だったがというのだ。
「成長し続け」
「発展していますね」
「資源があり」
 そしてというのだ。
「しかも移住先があるので」
「それで、ですね」
「あの国はです」
「成長し続けますね」
「そうです、成長出来る下地があれば」
 それならというのだ。
「国家はです」
「成長し続けますね」
「だからこそです」
「連合はあの様にですね」
「無限の開拓地と開拓地があるので」  
 連合自身が誇るそれがというのだ。
「ですから」
「発展し続けてきて」
「これからもです」
「発展しますね」
「はい」 
 そうだというのだ。
「あの様に」
「そしてその連合以上にですね」
「我々は発展する必要があるのです」
「だから連合が発展に専念しているから」
「発展ではなく停滞して欲しいですが」
 アランソは笑って本音も述べた。
「しかし」
「それはですね」
「はい、まだこちらに仕掛けてくるよりは」
「ましですね」
「若し連合が全力を以て向かって来れば」
 エウロパに対してというのだ。
「そうなればです」
「エウロパは一たまりもないですね」
「そうです」
 まさにという返事だった。
「まさに」
「そこまでの違いですね」
「そうです、ですから」
「発展に専念して欲しいですね」
「そう思います」
「左様ですか」
「私が思いますに」
 アランソは貴族にこうも言った、デザートも食べ終えてそうして今は食後のワインを飲んでいる。それを飲みながら話していた。
「連合はこれからもです」
「発展し続けますね」
「はい」
 まさにというのだ。
「それは止まりません」
「やはりそうですか」
「このままです」 
 まさにというのだ。
「無限の資源とです」
「開拓地と開発地を使い」
「そしてです」
 そのうえでというのだ。
「発展し続けます」
「左様ですね」
「技術もです」
「発展していきますね」
「征服されない為には発展してです」
 アランソはこの言葉も出した。
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