第四十二話 決戦その八
[8]前話 [2]次話
「俺達に勝ってな」
「俺達が勝つことをか」
「見せてみろ」
「これからな」
ゴーカイレッドは毅然としていた、そのうえで戦っていく。彼等の戦いは言葉通りに見事なものだった。
キョウリュウレッドは戦いつつだ、仲間達に言った。
「ここは絶対に崩せないな」
「そう、このままだよ」
キョウリュウブルーが応えた。
「陣形は崩さずに戦っていこう」
「ここで崩れるとね」
キョウリュウピンクは戦いつつ言った。
「その時点で終わりね」
「そうだね」
キョウリュウグリーンもそうだと頷いた。
「ここは」
「敵の攻撃は激しい」
キョウリュウブラックは敵と戦いつつ言った。
「だがこうした時こそだ」
「陣形を崩すとね」
「それで終わりよ」
「そこから一気に攻められてね」
「決着がついてしまう」
「今が堪え時なんだな」
キョウリュウレッドはまた言った。
「本当に」
「左様ですな」
キョウリュウゴールドが応えた。
「ここは皆で踏ん張りましょう」
「ここを凌いだら」
キョウリュウバイオレットも言った。
「状況が変わるわ」
「敵の攻撃は激しいけれど」
キュウリュウグレーも戦っている、そのうえでの言葉だ。
「今がピークだよ」
「そうね、敵にも限りがあるわ」
キョウリュウシアンもそうだと頷いた。
「だからね」
「ここは全員で凌ぐぞ」
キョウリュウシルバーも戦っている、まさに十人全員で力を合わせて戦ってそうしている状況なのだ。
「いいな」
「承知しております」
「だから今は頑張るわ」
「本当に大変だけれど」
「こうした時こそ」
「力を合わせることだ」
「ではだ」
カオスが戦いつつ言ってきた。
「我等もさらに攻めよう」
「これで終わりじゃないからな」
「まだ我々には力がある」
「その力を見せよう」
「その力を見せてやる」
キョウリュウレッドは強い声で応えた。
「これからな」
「その通りだ、皆いいな」
キョウリュウシルバーは仲間達に言った。
「これからだ」
「敵の攻撃を凌いで」
「十人全員でな」
そうしてというのだ。
「敵の勢いが止まった時にだ」
「反撃しよう」
「是非な」
こう話してだった。
キョウリュウジャーの者達も戦っていた、デーボス軍の激しい攻撃を今は陣形を守って防いでいた。
ジュウオウジャーの面々も戦っているが。
「何処を攻める」
「正面からに決まってるだろ」
ジュウオウザワールドのジュウオウイエローが答えた。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ